バレンシアで開催されたDTM第2戦の終了後、2位でフィニッシュしたアウディのマルティン・トムツィクに対し失格の裁定が下された。チームが手続き上のミスを犯し、レース用に登録されていないタイヤを使用したためだ。
トムツィクは予選で第3ヒートに進出できなかったため、レギュレーションにより、チームはタイヤ1セットをレース用の登録から外すことになった。チームは放棄する4本のタイヤのナンバーを提出したが、記載ミスを犯し、これにより決勝のタイヤ交換において4本のタイヤのうちの1本が使用され、これが2010年DTMスポーティングレギュレーション25.3 b.1条に違反するとみなされた。
トムツィクの失格により、3位以下のドライバーたちの順位がひとつずつ繰り上がり、2位はブルーノ・シュペングラー(メルセデス)、3位はアレクサンドル・プレマ(アウディ)となった。