DTMドイツツーリングカー選手権第4戦は、ラウジッツリンクで52周の決勝レースが行われ、ゲイリー・パフェット(メルセデスベンツCクラスクーペ)がマイク・ロッケンフェラー(アウディRS5 DTM)の追撃を逃げ切り優勝を飾った。
予選で今季の不振を払拭するような上位独占を果たしたメルセデス勢。迎えた決勝では、2番手スタートのパフェットが、ポールスタートのクリスチャン・ビエトリス(メルセデスベンツCクラスクーペ)をかわしトップに浮上する。パフェットは、最初のピットストップまでに3秒のリードを築いていった。
パフェットは最初のピットストップで、ソフト寄りのオプションタイヤからスタンダードタイヤにスイッチするが、1周目に6番手まで浮上し、ピットウインドウがオープンした3周目にピットに向かい、スタンダードからオプションにスイッチしたロッケンフェラーが2番手でパフェットの背後に迫った。
レースは2回目のピットストップを終え、終盤に至るまでパフェットとロッケンフェラーの勝負となったが、パフェットが最後には6.8秒差をつけチェッカー。メルセデス勢に今季初勝利をプレゼントした。
「素晴らしいクルマを手にし、パーフェクトなレースができた。オプションタイヤで十分なマージンを築いて、ロッキー(ロッケンフェラー)にDRSを使わせないことができたんだ」とパフェット。
3位にはビエトリスが、4位にはロバート・ウィケンスが入り、メルセデス勢は1-3-4フィニッシュを達成。予選3番手だったジェイミー・グリーン(アウディRS5 DTM)は5位となった。BMW勢の最上位はブルーノ・シュペングラーの7位だった。