DTMドイツツーリングカー選手権第11戦ホッケンハイムは23日、決勝レースが行われ、予選2番手からスタートしたジェイミー・グリーン(メルセデスベンツCクラス)が優勝を飾った。
今季のDTM最終戦、そして現行規定での最後のDTMレースということもあり、週末を通じて12万人の観衆が詰めかけたDTM最終戦ホッケンハイム。迎えたスタートでは、2番手からスタートしたグリーンが完璧なスタートを決めた一方、ポールシッターのミゲル・モリーナ(アウディA4 DTM)は遅れ、3番手スタートのマルティン・トムジク(アウディA4 DTM)が先行。モリーナは初ポールとなったオッシャースレーベン戦に続き、ポールの利を活かすことができなかった。
2番手のトムジクが12周目にピットへ向かうと、翌周にグリーンがピットへ。1度目のピット、そして2度目のピットを終えてもグリーンの首位は変わらず、そのままグリーンがトップでチェッカー。現行規定最後のウイナーに輝いた。
「今日はすべてが完璧に進んだよね。このマシンでの最後のウイナーに輝くことができて、光栄に思っているよ。僕のAMGメルセデスベンツCクラスは素晴らしかった。来年もメルセデスベンツとともにDTMを戦うことができるよう願っている」と恒例の花火の中でチェッカーを受けたグリーン。
2位には今季王者のトムジクが入り、3位にはモリーナという結果に。トムジクは、今季のチャンピオントロフィーを元F1ドライバーのパトリック・タンベイから受け取り、「今日はプレッシャーもなく、ドライビングを楽しむことができた。今日はジェイミーをパスすることはできなかったけど、2番手でも良かったと思うよ。今日はタイトルをとことん祝いたい。もちろんフラットアウトでね!」とトムジク。
最終的なチャンピオンシップでは、トップがトムジク。2位にマティアス・エクストローム(アウディA4 DTM)、3位にブルーノ・シュペングラー(メルセデスベンツCクラス)となった。