DTMドイツツーリングカー選手権第1戦ホッケンハイムは1日、39周の決勝レースが行われ、ブルーノ・シュペングラー(メルセデスベンツ)が優勝。2位はマティアス・エクストローム(アウディ)、3位はラルフ・シューマッハー(メルセデスベンツ)となった。
5万8千人の大観衆を集めて開幕したDTM。スタートでは、ポールポジションのシュペングラーから2番手スタートのエクストロームがリードを奪いかけるが、シュペングラーが首位を守りレースをリード。エクストローム、ラルフ・シューマッハー、ティモ・シャイダー(アウディ)と続く。
シュペングラーはレースをリードするが、途中、後方集団の中でピットに入ったスージー・ストッダート(メルセデスベンツ)が給油が終わらないまま、燃料タンクをつけて発進してしまい、燃料タンクがコース上に落ちてしまうアクシデントが発生。さらに、マルティン・トムジク(メルセデスベンツ)もストッダート同様のアクシデントに見舞われ、コース上の燃料タンク回収のために、25周目にセーフティカーが導入される。
シュペングラー、エクストロームのトップ2はこの間にピットへ。シュペングラーはセーフティカー後もリードを守りきり、トップでチェッカー。2位はエクストローム、3位は終盤コースアウトしかけシャイダーの接近を許したラルフ・シューマッハーとなった。
「すごくハッピーだし、早くチームのみんなとお祝いしたいね。開幕戦で勝てたことはもちろん素晴らしいことだけど、まだシーズンは始まったばかりとも言える。現実的にならないとね」とシュペングラーはレース後コメントしている。