DTMドイツツーリングカー選手権第2戦は18日、オッシャースレーベンで44周の決勝レースが行われ、第1戦から劣勢を強いられていたDTMメルセデスAMG Cクーペを駆るクリスチャン・ビエトリスが予選18番手から大逆転勝利を飾った。

 前日の予選では、ノックアウト予選Q2で全車が敗退、パスカル・ウェーレインの10番手が予選最高位となったDTMメルセデスAMG Cクーペ勢。迎えた18日の決勝は小雨が降り出し、わずかにウエットコンディションのレースとなった。スタート時、18番手スタートのビエトリスと23番手のダニエル・ジュンカデラ(DTMメルセデスAMG Cクーペ)がピットへ向かい、ウエットタイヤに交換した。

 スタートではマルコ・ウィットマン(BMW M4 DTM)がトップで1コーナーに入り、4番手スタートのティモ・シャイダー(アウディRS5 DTM)が2番手に浮上。エイドリアン・タンベイ(アウディRS5 DTM)、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(BMW M4 DTM)が4番手に続くが、シャイダーは7周目にタンベイに、8周目にはダ・コスタに先行を許す。

 しかし、8周あたりから雨脚が強まり、各車が続々とピットイン。さらに雨は強さを増し、ロバート・ウィケンス(DTMメルセデスAMG Cクーペ)がコースアウトするとセーフティカーが導入される。

 14周目にSCは解除となるが、リスタート時にウィットマンがコース上にステイしていたゲイリー・パフェット(DTMメルセデスAMG Cクーペ)をかわそうとしてコースアウト。さらにパフェット、ティモ・グロック(BMW M4 DTM)、ポール・ディ・レスタ(DTMメルセデスAMG Cクーペ)らがコースアウトし、再びSC導入となった。

 この展開の中で首位を奪ったのはタンベイ。次いでシャイダー、ジェイミー・グリーン(アウディRS5 DTM)、ダ・コスタと続く。そんな中、グリーンがシャイダーをかわすが、27周目にダ・コスタがシャイダーを抜こうとした際にグラベルへ。さらにウェーレイン、モリーナが飛び出し3度目のSC導入となった。

 3度目のSC解除の後、上位陣は続々とピットに向かっていく。そんな中、ピットに向かう車両が出るたびにポジションを上げていったのは、スタート時と19周目にピット作業を終えていたビエトリス。その後もグリーンらがスピンを喫する中、ビエトリスはウエット路面でマシンをチェッカーへと運び、ドライでは完全に劣勢だったDTMメルセデスAMG Cクーペに今季初勝利をプレゼントした。

 僅差の2位にはマイク・ロッケンフェラー(アウディRS5 DTM)が、3位はエドアルド・モルタラ(アウディRS5 DTM)が入る結果に。ピットではメルセデスのピットクルーが歓喜に湧いた。4位はコースアウトから復帰したディ・レスタが入っている。

Oschersleben I 2014 Rennen (Re-Live)

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