MEDIA RELEASE
2014年9月10日\t

「ENDLESS・ADVAN・86」
86勢最上位となるクラス5位でゴール

 2014年スーパー耐久シリーズ(通称:S耐)に参戦するENDLESS SPORTSの#13「ENDLESS・ADVAN・86」(小泉和寛/村田信博/小河諒)は、9月6~7日に岡山国際サーキットにおいて開催された第4戦「富士スーパー耐久レースin岡山」において、ST-4クラスで5位ゴール。8ポイントを加算し、シリーズ3位へ順位を押し上げた。

 第4戦は6つのクラスに計47台が参加。ST-4クラスには5台の86を含み4メーカー7型式の17台が参加しS耐最大の激戦区となった。今回の舞台は中国地方随一の公認コースで、かつてはF1パシフィックGPやWTCC等の世界タイトルレースも開催されたことのある岡山国際サーキット(旧称:TIサーキット英田)。美作市の山間部にあり、2本のストレートをタイトなコーナーでつなぎ、アップダウンにも富むテクニカルコースだ。コーナリングマシンであるトヨタ86にとっては有利なコースだが、バックストレートが長いためホンダ勢にも有利に働く可能性もある。また残暑が厳しいことも予想され、さらに後半戦ということもあり、生き残って上位でゴールをしておきたい。

6日は曇天ながら気温は30℃近くまで上昇したが、風は乾いており比較的過ごしやすい天候。時々日の差す13時から公式予選が行われAドライバー・小泉とBドライバー・村田のベストタイムの合算で、86勢の中で2位となるクラス6位総合25位につけた。またCドライバー・小河もクラストップで基準タイムを難なくクリアした。

 7日の朝に行われたフリー走行は、前日夕方から夜に降った激しい雷雨の影響でハーフウェット路面。徐々にレコードラインが乾いて来る中、クラス4位のタイムをマークし、決勝レースでの走りに期待がかかった。今回の決勝レースは通常の3時間耐久。午後には気温と路面温度の上昇が予想されたため、各チームともドライバーの運転担当時間やタイヤ交換、燃料搭載量などさまざまな作戦を練っているようだった。

 2周のセーフティカーによる先導の後、12時31分にレースは大きな混乱もなくスタートした。気温は30℃程度だが、前日と異なり熱風が吹き、また直射日光が強く車内の温度は上昇してかなり蒸し暑い状態。今回もスタートを担当したのは小泉だった。序盤から無理なバトルを避け2台を先行させた小泉は8位に順位を落とすも、#73インテグラの背後にピタリと付けて様子をうかがいながらの走行。さらに#73インテグラのスキを突いて7周目には7位に順位を上げた。しかしST-2クラスのトップ争い中の車両に抜かれる際に、後方を走る車両に追突されマフラーの出口がつぶれてしまうこととなった。これで水温や油温が上昇してしまい、小泉はピットと無線で連絡を取り合いながら車両を労る走りに徹した。ほぼ予定どおりの29周で小泉はピットイン。村田は15位でコースへ出ていった。

 村田は他車両のピット作業が進む中、ペースを守りながら周回を重ね、43周目には6位へ浮上。さらにライバル勢のピットインのタイミングもあり、52周目には4位へ順位を上げ60周でピットイン。この日の午前中に行われた「86/BRZレース」で初優勝を遂げた小河が、6位でコースへ出て行った。67周目に小河は1台をかわして5位へ。さらに前を走る#333シビックと#93 S2000を追いかけたが、なかなかペースが上がらず距離が縮まらない。それでも86勢の中で唯一ノントラブルで走りきり、86勢最上位のクラス5位でチェッカーを受けた。これで8ポイントを追加してシリーズランキング3位へ浮上。逆転チャンピオンの可能性を残し、最後の2戦を全力で戦う。

小泉和寛
「今回も排気系を中心に改良を重ねレースウィークを迎えましたが、予選と決勝では、天候と路面のコンディションが大きく異なり、スタート直後から厳しい展開になりました。さらにライバルから接触を受けてマフラーがつぶれてしまったことで、水温も油温も上がりセーブしなければならない状態でした。それでも無線でピットとやりとりをしながら、大きなトラブルにも見舞われず86勢のトップでゴールできました。ポイントリーダーとは差が開きましたが、チャンピオン獲得の可能性がある以上、残り2戦で諦めないレースをしていきます」

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