全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの2012年開幕戦が14日、鈴鹿サーキットで開幕。予選日朝のフリー走行が行われ、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)がトップタイムをマークした。

 いよいよ今季開幕となるフォーミュラ・ニッポン。前日夕方にはドライコンディションのまま公式テストが行われたものの、その後雨が降り始め、予選日朝の鈴鹿はウエットコンディションに。午前9時5分からのフリー走行は、かなり水量が多いまま迎えることとなった。

 途中雨は止み、コース上の水は少しずつ少なくなっていき、上位は1分50秒台を切るほどになるが、まだコースはスリッパリーで多くのドライバーがカウンターを切るシーンが見られた。

 終盤、再び雨が強くなりはじめ、コース上の水量は多くなることに。しかし、そんな中でも塚越広大(DOCOMO DANDELION)や中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)がタイムアップ。オリベイラも最終的に1分49秒456をマークし、このセッションのトップタイムとなった。

 2番手に続いたのは松田次生(TEAM IMPUL)。一貴が3番手に入り、ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)が4番手、塚越が5番手に入ることに。前年王者のアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)は6番手となった。

 この後、鈴鹿サーキットの天候は好転していくことが予想されているが、予選が行われている14時は雨上がりの曇りという予想となっている。

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