全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦スポーツランドSUGOは68周の決勝レースが行われ、予選2番手からスタートしたアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)が優勝。2位にジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)、3位に石浦宏明(KYGNUS SUNOCO)となった。

 午前に比べかなり雲が増えたものの、ドライのまま迎えたフォーミュラ・ニッポン第6戦決勝レース。スタートではポールポジションの大嶋和也(Team LeMans)が出遅れ、ロッテラーがホールショット。2番手に塚越、3番手に伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)とDANDELIONの2台が続き、大嶋は4番手で1周目を終えた。一方、1周目終了時点で中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)とアンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)がピットへ。翌周には平手晃平(TEAM IMPUL)、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)もピットに入り、2回のピット作業義務のうち1回をこなす。

 今回のSUGO戦では、多くのマシンが序盤からピットへ。3周目にはオリベイラ、山本尚貴(TEAM無限)もピットへ。3周を終えた時点ですでに6台が作業をこなす展開に。一方、上位陣では早めの作業を行うマシンはなく、首位のロッテラーから5番手石浦あたりまでが集団となってラップを重ねていく。

 上位陣では、3番手を走っていた伊沢がまずはピットへ。次いで2番手塚越、4番手大嶋が24周目から25周目にかけてピットに向かい、それに続いてトップのロッテラーもピットへ。この中では、大嶋はピットアウトした直後、すでにピットを済ませている伊沢、平手、カルダレッリ、小暮の集団の後方になってしまいペースを落としてしまった。

 上位の中で1回目のストップを遅らせてきたのは石浦。33周を終えピットに向かい、再びロッテラーの後方へ。一方同時のタイミングでオリベイラは2回目のピットへ。翌周には一貴も2回目のピットをこなすなど、ドライバーによって1回目のピット、2回目のピットのタイミングがまったく異なり、順位は判別が難しくなっていく。一貴はピットアウト時、給油リグが外れていない状況で出ようとしてしまい、オリベイラに先行されてしまった。

 レースは40周を迎えた時点でトップにロッテラー、2番手に石浦、3番手に伊沢という展開。この上位陣が2回目のストップを行った時点で、早めの作業を済ませていたドライバーとどういう位置関係になるか注目が集まった。2回ピットをこなしている組でのトップは、この時点で6番手のオリベイラだ。

 トップのロッテラーは、47周を終えピットへ。17秒の作業でピットアウトし、オリベイラの8秒前方でコースへ。最もピット作業を遅らせている石浦は、54周を終えピットへ。12秒という作業でピットアウトするが、オリベイラの前には出ることができなかった。これでほぼ全車がピット作業を完了、ようやく順位が整理され、トップにロッテラー、次いでオリベイラ、3番手に石浦、4番手に一貴、5番手に塚越というオーダーに。

 レースはその後オーバーテイクなどは発生せず、ロッテラーが逃げ切り今季3勝目をマーク。2位にオリベイラ、3位には終盤ファステストラップをマークしハイペースでオリベイラを追った石浦が入り、今季初表彰台を獲得した。

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