フォース・インディアのボス、ビジャイ・マルヤは、マレーシアで発生したホイールナットシステムの問題はすでに解決し、今週末の中国GPで再発することはないだろうと語った。
マレーシアGPでフォース・インディアは速さを見せていたものの、今年チームが採用したキャプティブ・ホイールナット・システムにトラブルが発生、ポール・ディ・レスタもエイドリアン・スーティルもリタイアせざるをえなくなった。
キャプティブ・ホイールナット・システムは、ナットが外された際にホイールガンの中ではなくホイールリムにとどまるもので、ピットストップタイムの短縮を狙ったシステム。
ホイールナットとインサートは一体となって車軸から着脱されるようデザインされているが、マレーシアでは高温の影響でそれが離れてしまい、新しいホイールが装着できないという問題が起きた。
マルヤはマレーシアの後、問題解決のための十分な時間があったため、中国GPでは同じ問題は起こらないだろうと語った。
「前戦マレーシアは非常に不本意な結果に終わったが、我々にはすぐに挽回し上海でいい結果を出す力がある」とマルヤ。
「セパンの週末を通して、我々のクルマには速さがあり、ドライバーたちは大きなチャンスがあると期待していた」
「2台とも入賞できると確信していたが、ホイールナットのトラブルが発生したために、それが実現できなかった。しかしこの3週間で、トラブルについて理解し、問題を起こした原因を解決するための作業ができた」