フォース・インディアは、2011年最初の合同テストでは新車を走らせないことを明らかにした。
大部分のチームが、2月1~3日にバレンシアで行われる最初のテストに2011年型マシンを間に合わせるものとみられている。しかしフォース・インディアは2回目のテストから新車を走らせることを決定した。
フォース・インディアのオーナー、オトマー・サフナウアーは、ロイターに対して次のようにコメントしている。
「我々はシーズンスタートに向けたプラン、そしてフォース・インディアの新車VJM04の投入について慎重に検討してきた」
「チームはプレシーズンテストの4回すべてに参加するが、バレンシアでの最初のテストではVJM03を使い、翌週ヘレスでVJM04をデビューさせる」
ヘレステストは2月10~13日に開催される。
今年からタイヤがピレリに変更されるため、大部分のチームは、2011年型マシンをできるだけ早く走らせ、ピレリタイヤを装着した際の感触をつかむことが重要であると考えているが、サフナウアーは、新車の準備に時間をかけた方がプラスになるとの考えを持っている。
「新車でのテスト開始を遅らせることで、新車用のパーツ製造を盛んに行っている時期に、風洞でのテストに2週間余計にかけられる」
「マシンを早く走らせることと、空力分野でより多くの情報を得ることの間には常にトレードオフが存在するが、我々としては、自分たちの規模とリソースを考慮すれば、この方法がプラスになると信じている」