フォース・インディアのサードドライバー候補であるジェイムズ・カラドは、シルバーストンの若手ドライバーテストに参加するのは非常に嬉しい出来事だが、GP2でいい結果を出すことが自分にとって最も重要であることを忘れてはいないと語った。
24歳イギリス出身のカラドは、今年、ARTでGP2での2年目のシーズンを過ごしており、現在ランキング5位に位置している。
カラドはすでにフォース・インディアで直線テストを行っており、今週の若手テストの初日に走行、午前中のトップタイムをマークした。
フォース・インディアはこれまで、サードドライバーとして若手をFP1で走らせてレギュラー昇格に向けて評価してきており、カラドが次の候補であるとみられている。
しかし、カラドは、シルバーストンテストの出場は大きなチャンスであるが、ここでいい仕事をすると共にGP2で成功を収めることが大事だと考えていると述べた。
「最高のチャンスだよ。ずっとこの機会を待ち望んでいたから、大喜びしている」とカラド。
「走るチャンスをもらい、自分に速さがあることを証明できるのは素晴らしいことだ。今後どうなるかは分からないけど」
「テストで走るチャンスが訪れたのだから、それに集中するだけだ」
「今の僕の仕事は、GP2でタイトルを獲得するために努力することだ。F1マシンでの走行は一生の目標であり、ボーナスだ。計り知れないほど大きな出来事だよ」
「彼ら(フォース・インディア)はこれまで若手ドライバーを昇格させている。チームはそういう経験を積んできて、今回僕がその立場に立っている。僕はできるだけいい仕事をしてチームを助けるためにここにいる」
カラドは今年から、フェリペ・マッサ、パストール・マルドナド、ジュール・ビアンキらを担当するニコラ・トッドのマネジメント下に入った。
「ここ数年、資金面が大きなファクターになり、状況は厳しくなっている」とカラド。
「でも僕は、才能があれば道を切り開けると信じている。僕にできるのは、GP2でも、今回のようなチャンスが来た時にも、できるだけいい仕事をするために集中することだ」