フォーミュラ・ニッポンのルーキーオーディションは午後の2時間のセッションが行われ、午前のHFDPからNAKAJIMA RACINGのマシンに乗り換えた山本尚貴が午前に引き続きトップタイムをマークした。
フォーミュラ・ニッポンのルーキーオーディションは午後を迎えたが、相変わらずの曇天ながらコースはほぼドライとなり、各マシンにはスリックタイヤが装着された。午後は山本尚貴と中山友貴がマシンをスイッチし、山本が31号車を、中山が10号車をドライブ。トヨタの2台は変わっていない。
コースコンディションの好転やマシンへの慣れもあり、セッション開始から4台は連続して周回を重ね始める。しかし、開始から13分を過ぎたあたりの最終コーナーで山本の31号車がエンジンのコンピューターの警告が作動してしまいストップ。この車両回収のために15分ほど赤旗が提示されることになる。
セッション再開後は少しずつタイムが短縮されていき、全車が1分25秒台に。その中でも7号車を駆るワルドシュミットが立て続けにタイムを縮めトップに浮上。コンディションの違いもあるが、全車が09年開幕戦の予選でも十分に戦えるタイムをマークしてみせた。
終盤にはルーキードライバー、伊藤ともにニュータイヤを装着。チェッカー2周前に山本が1分24秒666というタイムをマークしこの日のトップタイムをマーク。2番手はワルドシュミットの1分24秒952、3番手には中山の1分25秒073というタイムだった。なお、ワルドシュミットのマシンは最後のピットイン後、予定より多く周回してしまい、チェッカー後ガス欠でストップしている。
この日は朝からハイダウンフォース仕様&異なるギヤレシオのFN09で走行していた伊藤は、最後にはストレートでオーバーテイクシステムを作動させストレートスピードを稼いだが、1分25秒361というタイムで1日のテストを終えている。