11日に鈴鹿サーキットで行われたフォーミュラ・ニッポンの合同テストは、NAKAJIMA RACINGの小暮卓史がトップタイムをマークした。

 この日の合同テストは、肌寒い風と時折雨が落ちる不安定な天候の中でスタート。午前、午後ともに2時間、計4時間の走行が行われた。

 午前のセッションは快晴から一転、走行開始前にサーキット上空が雲に覆われ、開始1時間過ぎには雨が降り始める状況のなか、雨足が強まり始めると、KONDO RACINGをドライブするミロシュ・パブロヴィッチが130Rでスピンアウトし、最初の赤旗が出された。

 再開されたセッションでも雨が降ったり止んだりする不安定な路面コンディションが続き、伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がシケインでスピン、パブロヴィッチもデグナーで飛び出すといった場面が見られ、最初の2時間を終えたトップには小暮が立ち、伊沢、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が続くかたちとなった。

 午後のセッションは、フルウエットではないものの濡れた路面で走行がスタートし、雨も引き続き降ったり止んだりの不安定な天候が続いた。そんななか、開始20分過ぎに国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)がヘアピンで単独スピン、その直後には中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)がヘアピン手前の右コーナーから滑り出してクラッシュパッドに衝突。そのすぐ後ろを走っていた嵯峨宏紀(Le Beausset Motorsports)もスピンするなどし、再度赤旗中断となってしまう。

 さらに、残り1時間少々というところで今度は東北地方を中心とする大きな地震が発生し、鈴鹿でも震度3の揺れを確認したため、再びセッションは赤旗が振られた。

 だが、セッション終盤には路面も乾きだし、ほぼ全車がニュータイヤでアタック。石浦宏明(Team KYGNUS SUNOCO)がダンロップでコースオフしてアタックできずに走行を終えるなか、中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)、平手晃平(TEAM IMPUL)がここでタイムを更新。しかし、その後アタックを行った小暮が1分38秒668というコースレコードを叩き出し、初日のセッションをトップで締めくくった。

 なお既報のとおり、明日予定されていたテストは地震の影響により中止が決まっている。

本日のレースクイーン

伊達望だてのぞみ
2025年 / スーパー耐久
クイーンズエンジェルス
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円