全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦富士は18日、ノックアウト予選が行われ、09年王者のロイック・デュバル(DOCOMO DANDELION)が今季初ポールを獲得した。2番手には平手晃平(Mobil1 IMPUL)、3番手には小暮卓史(NAKAJIMA)がつけている。

Q1:
 午前9時15分からスタートしたフォーミュラ・ニッポンの予選。朝に予選、午後に決勝ということでどういった組み立てになるのか注目が集まるところだが、コースオープンとともに井口卓人(DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING)を先頭にほぼ全車がコースイン。周回を重ねていった。

 まずは各車開始5分ほどで一度アタックを終了するが、のっけから1分26秒台が飛び出し、各車1アタックを終えた時点で1番手から12番手までが1秒差という大激戦が展開される。特にトップ4までがコンマ2秒の間に入るという状況が発生した。

 20分で争われるQ1。残り4分になろうかというところで一斉に各車コースインし、2度めのアタックに入っていく。まずは小暮が1分26秒280というタイムでトップに躍り出ると、それに続くように各車がベストを出していく。

 結局この小暮のタイムがQ1のトップタイムとなり、それに平手晃平(Mobil1 IMPUL)が続く結果に。Q1ノックアウトはケイ・コッツォリーノ(Team LeMans)、平中克幸(KCMG)、井口という3台となった。なお、最終的にQ1トップの小暮から井口までのタイム差は1.382秒! 超僅差の予選となっている。

Q2:
 大激戦のQ1から続き、Q2がスタート。コースオープン直後に数台がコースインするが、アタックは残り3分を切ってからスタート。各車アウトラップから2周目にタイムをマークしてきた。

 この中で、平手が1分26秒034というタイムでまずはトップに躍り出てくるが、それを上回り1分25秒台を叩きだしてきたのは小暮! さらに石浦宏明(Team LeMans)も25秒台で2番手に飛び出してきた。

 全車が0.7秒の間に入るというこれまた激戦のQ2でノックアウトとなったのは、山本尚貴(NAKAJIMA)、伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)、塚越広大(HFDP)というホンダ勢3台。一方、井出有治(MOTUL 無限)が初のQ3進出を果たしている。

Q3:
 いよいよポールポジションが決するQ3。セッション開始直後、大嶋和也(PETRONAS TOM'S)、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(Mobil1 IMPUL)がいったんコースに入るも、すぐにピットに戻った。

 勝負は残り3分での争いとなったが、まずトップに立ってきたのは平手。小暮、ロッテラー、石浦はこのタイムを上回ることができず。しかし、そんな中平手のタイムを上回ってきたのは前年王者のロイック・デュバル(DOCOMO DANDELION)! 他のマシンが1分25秒台に入れることができない中、ただひとり1分25秒999というタイムをマークし、今季初ポールを獲得してみせた。

 2番手は平手で、3番手に小暮。4番手にロッテラー、5番手石浦と、トップ5のタイム差は0.180秒という結果に。デュバルはマシンを降り、渾身のガッツポーズ! 王者がついに本領を発揮し始める結果となった。

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