F1第17戦アブダビGPの決勝レースでトップ10入りを果たしたドライバーが、決勝の戦いを振り返った。

セバスチャン・ベッテル 決勝=1位
「信じられないほど素晴らしい一日だった。ある段階では僕らのペースは恐ろしいほどだった。ソフトタイヤではものすごく好調に感じ、最初の2周ほどで後方に大きなギャップを築くことができた。実際にチームのメンバーだと、今日のようなことを大局的に見るのは難しいと思う。過去数年に過ごしてきた時期を振り返ると、自分たちのしていることを固く信じている人たちが集まってひとつの強力なグループを形成していることは信じられないようなことだ。その一員なのは素晴らしいことだし、それを誇りに思う。今日のマシンは1周1周楽しんで走ることができた。マシンを完全にコントロールできるようなレースはそうそうないし、特別なことだよ。昨日は自分の力を最大限に発揮することができなかったけれど、今日その埋め合わせをした」

マーク・ウエーバー 決勝=2位
「今日のセブ(ベッテル)はまるで別世界にいるようで、最初のスティントでものすごく強力だった。本当に速く、タイヤも長く持った。それが僕を含め、彼のライバルたちにとって残念な結果を招いた原因だ。僕とセバスチャンに対して、ニコ(・ロズベルグ)はとてもいいスタートを切った。幸いにも1コーナーまでの距離があまりなかった。1周目はニコにアタックしたが、僕らはタイヤを労わらなければならなかったので、待つことにした。でもその後、8周目か9周目にリヤに問題が出てきた。ニコに対してはその後、いいオーバーテイクをしてポジションを取り戻した。優勝できれば嬉しかったが、2位はつかんだ。次のオースティンでさらに上を目指す。」

ニコ・ロズベルグ 決勝=3位
「とてもいいスタートを決めて、すぐにマーク(・ウエーバー)をとらえることができた。セブ(ベッテル)をつかまえるチャンスがあるかもしれないと思ったが、それは全く不可能だった。オプションタイヤでのファーストスティントではかなりプッシュすることができたが、プライムに換えたセカンドスティントではひどいオーバーステアが出て、マークに抜かれてしまった。2回目のピットストップの後、セットアップの効果がとてもよく表れて、何度かすごくいいラップタイムを記録することができた。今日はレッドブル勢に対して戦いを挑むことができなかった。それでも少なくとも1台には近づけたから、残り2戦で彼らと戦えるようになることを期待している。今週末、僕らチームはコンストラクターズ選手権のために大量にポイントを稼いだので、それに関してはすごく満足している」

ロメイン・グロージャン 決勝=4位
「とても長いレースだった。いいスタートをして最初のいくつかのコーナーでふたつポジションを上げた。でもその後、フォース・インディアの後ろで大きく時間を失った。DRSで彼をオーバーテイクすることができたが、彼の方がトップスピードが圧倒的によかったため、次のストレートですぐに抜き返されてしまうんだ。そのミドルスティントによって僕らは表彰台のチャンスを失った。ペースを考えれば、本当ならマーク(・ウエーバー)と2位争いができたかもしれない。でも時にはこういうこともある。4戦連続表彰台を獲得することができずに残念だ。でも2日間苦しんできたから、4位というのはまずまずの結果だ」

フェルナンド・アロンソ 決勝=5位
「とても難しい週末だったから厳しいレースになることは分かっていたが、チームのためにポイントを持ち帰ることができて嬉しい。トップ4とのギャップを考えれば、これ以上の結果を出すのは無理だった。下位グリッドからのスタートだったためトラフィックにはまることは分かっていたので、いいスタートを切り、できるだけたくさん順位を上げようと試みた。僕らは常に他のマシンの後ろで走り続けることになったため、1回ストップを検討する余地はなくなり、2回ストップに切り替えてプッシュする方がいいことは明らかだった。ミディアムタイヤはとても長く持ったので、最後に短いスティントを設けてソフトを使い、クイックラップを連発して走ることを考えた。2回目のピットストップの後のベルニュとの件に関しては、スチュワードがどう判断するかは分からない。でも隣に他のマシンがいるときにはスペースを残さなければならない。彼は僕に対してスペースを与えなかった。そのため僕はコースの外を走らなければならなかった。でもこれはレースの中のひとつの出来事に過ぎない。僕にとって今日のレースは素晴らしいものだった。コンストラクターズ選手権における戦いを諦めないために、残りの2戦ではもっといいパフォーマンスを発揮し、表彰台に上がる必要がある」

ポール・ディ・レスタ 決勝=6位
「1回ストップ戦略を成功させて6位でフィニッシュし、とてもいい気分だ。昨日僕は、レース重視でマシンのセットアップをすることを選んだと言ったが、それが今日報われた。とても速いペースで走らなければならない時と、ペースをコントロールしてタイヤを労わらなければならない時があった。レース終盤、フェルナンド(・アロンソ)やルイス(・ハミルトン)と戦った。でもフェルナンドは僕よりかなり新しいソフトタイヤで走っていたから、彼を押さえ切ることは不可能だった。ルイスはミディアムだったから、ロングストレートにつながるヘアピンとシケインの立ち上がりをうまくやることに集中し、彼の前のポジションを守りきれた。この8ポイントは僕らが必要としていたものだ。チームの全員が今週末頑張ってくれた。彼らはこの結果に値する。2週間連続で強さを見せたから、この勢いを保ってオースティンに臨むつもりだ」

ルイス・ハミルトン 決勝=7位
「僕にとって厳しいレースになった。全力を尽くしたのになぜうまくいかなかったのか分からない。グリップに問題があった。ここではトラフィックに引っ掛かるとオーバーテイクをするのがとても難しいのは確かだが、僕がなぜ今、マシンのパフォーマンスを最大限に引き出せないのか、調べる必要がある。今週末、チームの皆は本当に頑張ってくれて、マシンを直し、レースに向けて準備を整えてくれた。だからこそ、彼らのためにもっといいパフォーマンスを見せられなかったことが悔しい。頑張ってくれた皆に心から感謝する。コンストラクターズ選手権2位として下とのギャップを拡大できて本当によかった。ポイントはすべて重要だけど、今日はニコ(・ロズベルグ)がとてもいい仕事をしてマシンのポテンシャルを最大限に発揮した。残り2戦、僕がもっといいレースができることを願っているし、そのチャレンジを楽しみにしている。ニコの結果からして、僕が出す結果よりもマシンが優れているのは明らかだ。他の人の責任ではない。ニコはチームのためにたくさんのポイントを稼いでいるから、僕も同じことができるよう、もっと努力する必要がある。これからも努力し続けるということをチームの皆に分かっていてもらいたい」

フェリペ・マッサ 決勝=8位
「今日はスタートからフィニッシュまでコンペティティブだった。マシンのハンドリングはよく、たくさんのオーバーテイクを成功させた。素晴らしいレースだったよ。1回ストップをベースにした戦略で走っていたが、リヤタイヤにとってペースが速すぎて摩耗が予想より早く進んでいることが分かり、リスクを冒さずに2回目のピットストップをすることに決めた。でも僕らはミスを犯した。最終スティントでミディアムを使うとは僕は思っていなかった。それについて(事前にチームと)話し合いはしなかった。僕にとって状況は明らかだったからだ。僕らはソフトで行くつもりだった。その方がよかった。序盤に僕はソフトタイヤで一番速かったのだから。ソフトタイヤだと思って見たら、別のタイヤだった。その問題さえなければ、楽にトップ5以内でフィニッシュできただろう。僕らにふさわしい結果ではないけれど、それでも自分のパフォーマンスには満足している。残るはテキサスとブラジルだ。このふたつのコースは理論上では僕らのマシンに比較的合っているはずだから、自分が今の強さを維持できることを期待している」

セルジオ・ペレス 決勝=9位
「本当に難しいレースだった。予想していた以上にね。最初に履いたプライムタイヤに少し苦労した。理由ははっきりとは分からない。リヤタイヤのデグラデーションがひどく、全体的にトラクションがよくなかった。決勝中に他のマシンをオーバーテイクしやすくなるようにと考えて、ダウンフォースレベルを最小限にして走った。それなのにオーバーテイクが難しく、レースの大部分においてトラフィックの中で走ったために、状況がかなり厳しくなった。それでも最終ラップでエイドリアン(・スーティル)を抜いて9位に上がることができたのはよかった。1ポイント余計にチームのためにポイントを取ることができた。ささやかなことに聞こえるかもしれないが重要なことだ。次はアメリカ オースティンだ。母国メキシコにとても近いから次のレースが待ちきれない思いだよ。この難しいシーズンの中で僕を応援してきてくれた人たちに早く会いたい」

エイドリアン・スーティル 決勝=10位
「17番グリッドからスタートしたことを考えれば、1ポイント獲得したことに満足すべきだろう。今日のチームのリザルトを嬉しく思っている。プラクティスと予選で問題が起こり、楽な週末ではなかったが、今日は正しい戦略をとって1ポイントをつかんだ。最終ラップまでペレスの前の9位を走っていたけれど、僕はソフトタイヤで27周走っていたから、低速コーナーからの立ち上がりでトラクションがなく、彼を押さえ切るのは難しかった。2戦連続で入賞できたことはチャンピオンシップの順位においてとても重要なことだ」

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