F1第14戦シンガポールGPは26日に当地のマリーナベイ・ストリート・サーキットを舞台に公式予選が行われ、マクラーレンのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークし、2戦連続、今季3回目のポールポジションを獲得した。
 フロントロウの2番手にはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、3番手はウイリアムズのニコ・ロズベルグが入った。日本勢では、トヨタのティモ・グロックが7番手、チームメイトのヤルノ・トゥルーリは15番手、ウイリアムズの中嶋一貴は11番手となった。

 現地時間午後10時からの予選の天候は晴れ、気温30度、路面温度は30度で、直前に行われたフリー走行と同じくドライコンディションでファーストセッションのQ1が始まった。

Q1
 予選最初のQ1は20分の争い。セッションは序盤から有力勢が上位を占める展開となり、マクラーレンの2台とベッテルがトップ3を形成、ジェンソン・バトン(ブラウンGP)も同じ1分47秒台のタイムを刻み上々の走りだしを見せる。
 残りが5分を切ると、キミ・ライコネン(フェラーリ)のアタックを皮切りにQ2進出をかけた争いが本格化。トップは1分46秒台に入れたハミルトンで変わらずも、バトンが2番手に浮上し、ライコネンが3番手タイムで上位争いに加わってきた。
 ここでは、ジャンカルロ・フィジケラ(フェラーリ)、ロメイン・グロージャン(ルノー)、ハイミ・アルグエルスアリ(トロロッソ)、フォース・インディアの2台が敗退。

Q2
 トップ10進出をかけたQ2の争いは、Q1に続き序盤から白熱した展開でスタートし、最後はQ3進出の上位10台までが1分46秒台というハイレベルな争いとなる。その中トップに立ったのはウイリアムズのロズベルグでタイムは46秒197と、昨年のポールタイムである1分45秒台に迫る見事なラップを刻んだ。2、3番手はマーク・ウエーバーとベッテルのレッドブル勢。ハミルトンが4番手につけ、トヨタのグロックが5番手タイムでQ3進出を果たした。
 その一方で、選手権リーダーのバトンは終盤のアタックも実らず12番手でノックアウト。ライコネンも13番手に沈み、フェラーリはここで早くも敗退に。中嶋一貴は最後まで10番手をキープしていたが、ウエーバーのアタックでトップ10圏外へはじき出され、惜しくも11番手で予選を終えることとなった。

Q3
 ポールポジションを決するQ3は、ラスト1分を切ってからのアタックでブラウンGPのバリチェロがターン5でクラッシュを喫したため、赤旗となって実質セッションはここで終了。この時点でトップタイムをマークしていたハミルトンが2戦連続、今季3度目となるポールポジションを手にすることとなった。2番手はベッテル。好走を見せたロズベルグが3番手で、4番手につけたウエーバーとともにグリッド2列目を獲得した。クラッシュしたバリチェロは5番手となっている。

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