F1公式タイヤサプライヤーを務めるピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは、2017年にはF1レギュレーションが大幅に変わる予定であるため、それに対応するためにテストプログラムを変更することを求めている。

 ピレリのF1契約は2016年末までとなっており、それ以降についてはピレリとミシュランのうちどちらかをFIAとFOMが選ぶことになっている。最終決定は9月か10月に下されるものとみられる。
 ピレリが2017年以降も契約を延長することになった場合には、来年テストの機会を増やすことを要求したいとヘンベリーは語った。2017年にはリヤタイヤの幅が現在の375mmから420mmに拡大される見込みだ。

「我々がF1にとどまるなら、今後テストをどうするのかを考える必要がある」とヘンベリー。
「2017年にはリヤタイヤのワイド化が行われる予定だ。これに伴い、フロントタイヤをモディファイすることになるだろうし、マシンに関しても空力荷重が全く変わってしまう」

「非常に大きな変化だ。3月のバルセロナテストで大きな問題を見つけるような事態は避けたい」
「何とかその前にテストを行えるよう解決法を見つける必要がある」

 5月にストラテジーグループが発表したF1変更プランの中に、リヤタイヤの幅を420mmに変更するという案が含まれていた。それによりグリップとペースが向上することが期待される。F1上層部は2017年には今のラップタイムより5、6秒速いマシンを走らせることを目指し、規則を変更しようとしている。

 2016年、F1合同テストは今より減らされる予定になっており、シーズン前の2回の合計8日しか行われず、シーズン中テストは廃止される見込みだ。

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