本日スタートしたヘレス合同テストで、多くのチームがロバート・クビカに対する励ましのメッセージをマシンに掲げている。
ラリーで重傷を負ったクビカは、現在命にこそ別状はないものの、切断を免れた右腕は後遺症が残る可能性も懸念されている。
クビカは今後再手術を受けることになっているが、一方でチームは同じ日からスペイン・ヘレスで始まるシーズン2回目の合同テストに参加、シーズン開幕に向け走行テストに臨んでいる。
そのヘレスに登場した各チームのマシンには、クビカへの応援メッセージが彼の母国語であるポーランド語で掲げられた。
クビカの所属チームであるロータス・ルノーGPはR31のエンジンカバーに“Szybkiego powrotu do zdrowia Robert”という文字を大きく掲げているほか、今回新車を初めて持ち込んだマクラーレンは、MP4-26のフロントウイング中央に同じメッセージを表示。
チーム・ロータスはリヤウイング翼端板、ザウバーはコクピットサイドに“早く良くなって、ロバート”という意味のポーランド語をそれぞれ掲載している。
またこのメッセージは、F1チーム協会のFOTA(フォーミュラワン・チームズ・アソシエーション)公式ウェブサイトにも掲載、F1界が一体となってクビカの早期回復を祈っている。