ヤルノ・トゥルーリは、福島の原発事故の影響を心配し、10月にF1日本GPが行われる鈴鹿が本当に安全なのかどうか確信が持てないと語っている。
MotoGPのライダーたちの一部は、原発事故の影響を懸念し、10月にもてぎで開催される日本グランプリに参加したくないとの姿勢を見せている。
バーニー・エクレストンは、鈴鹿は安全であるというアピールを行っているが、トゥルーリは疑問を抱いている。
Eurosportの報道としてYallaF1が伝えたところによると、トゥルーリは「(日本についての)質問に答えるには、誰が真実を話しているのかをはっきりさせなければならない」と語ったということだ。
「全く何の危険もないと専門家たちが保証している。だが本当のことは誰にも分からない。自分自身しか信じられない世の中だから、判断が難しい」
一方、トゥルーリも出席して行われた水曜のフォーミュラワン・チームズ・アソシエーションのファンフォーラムでは、F1は日本に行くべきであるとの主張がなされたという。当日はニコ・ロズベルグ、ステファノ・ドメニカリ、ポール・ヘンベリーらが出席した。
ロズベルグは、グランプリ・ドライバーズ・アソシエーションが独自に調査し、鈴鹿周辺が安全であることは分かっていると述べた。
8月末、フェルナンド・アロンソは、日本に行きたがらない人々がいるのは知っているが、自分は日本に行くのを楽しみにしていると語った。
「日本に行ってレースをするのが楽しみで仕方ない」とアロンソが述べたとMotorsport-Total.comが伝えた。
「日本は大好きな国だし、特に東京が気に入っている。僕は毎年東京で1週間過ごしているんだ。今年もそれは変わらないよ」
「MotoGPの関係者など一部の人たちが日本に行くのをいやがっているのは知っている。でも僕には理解できないな。僕は鈴鹿のレースに行くし、その後東京にも行く。日本のファンのみんなに素晴らしいショーを見せたいと思っている。すごく楽しみだよ。彼らはF1をとても愛してくれているからね」
「今年は津波やその後のいろいろな問題があったから、F1によって彼らを励ますことができればと思っている」