F1第12戦ベルギーGPの予選は、フォース・インディアのジャンカルロ・フィジケラがトップタイムをマークし、フォース・インディアに初のポールポジションをもたらした。2番手はヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)、3番手にはニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)が入った。トヨタのもう一台、ティモ・グロックは7番手。ウイリアムズの中嶋一貴は18番手だった。

 現地時間午後2時から始まった予選の天候は曇り、気温15度、路面温度は27度で現地は肌寒いコンディション。心配された雨はなくドライコンディションで予選最初のQ1がスタートすることとなった。

Q1
 全20台で争われるQ1は20分。セッションは開始早々から各車がタイム計測をスタートさせ、フォース・インディアのジャンカルロ・フィジケラを皮切りに続々とタイムを刻んでいった。その中、まず序盤トップにつけたのはBMWのハイドフェルドで、ブラウンGPのルーベンス・バリチェロ、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が続いた。
 残り5分からQ2進出へのアタックが始まると、フィジケラが1分45秒102を叩きだしトップに躍り出る。フィジケラはそのままトップでQ2進出を決め、以下にトゥルーリ、バリチェロと続き、15番手マクラーレンのルイス・ハミルトンまでがこのセッションを通過することとなった。
 一方で、中嶋一貴は終始タイムが伸びず18番手であえなくQ1敗退。セバスチャン・ブエミ(トロロッソ)、ハイミ・アルグエルスアリ(トロロッソ)、ロメイン・グロージャン(ルノー)、ルカ・バドエル(フェラーリ)の5台がここで予選を終えた。

Q2
 Q1に続き行われたQ2は15分の争い。グランドスタンドを中心に晴れ間も広がり始め、各車とも序盤からベストラップを刻んでくる。残り時間が少なくなると、再び激しいタイム合戦がスタートした。このQ2をトップで通過したのは、トヨタのトゥルーリでタイムは1分44秒503、ロバート・クビカ(BMWザウバー)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が続き、一時トップを奪ったフィジケラも4番手につけた。5番手はハイドフェルド。
 これまでと違った顔ぶれの上位勢に対し、ポイントリーダーのジェンソン・バトン(ブラウンGP)やマクラーレンの2台、ルノーのフェルナンド・アロンソら有力勢がトップ10を逃し揃って敗退する波乱。スーティルも11番手と惜しくもQ3進出を果たせなかった。

Q3
 キミ・ライコネン(フェラーリ)のアタックで始まったQ3は、残り数分からのラストアタックで決着。Q1、Q2を通じて好タイムを連発していたフォース・インディアのフィジケラが1分46秒308をマークしてトップに躍り出ると、トゥルーリ、ハイドフェルド、バリチェロらのアタックを退け自身4度目のポールポジションを獲得。フォース・インディアに初の快挙をもたらしたフィジケラは、走行後の会見で「信じられないよ!」と喜びを表した。
 BMWザウバーはハイドフェルドが3番手、クビカが5番手と2台揃ってトップ5入り。トヨタもトゥルーリがフロントロウ2番手、グロック7番手、その後ろ8、9番手にレッドブル2台が続き、これら3チームが2台揃ってトップ10圏内で予選を終えることとなった。

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