F1第12戦ベルギーGP1回目のフリー走行はヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)がトップタイムをマークした。2番手にはジェンソン・バトン(ブラウンGP)、3番手はフェルナンド・アロンソ(ルノー)となった。トヨタのもう1台ティモ・グロックは18番手。ウイリアムズの中嶋一貴は15番手につけている。
ベルギーGP最初のセッションの天候は曇り、気温は17℃、路面温度は20℃で現地時間の午前10時に開始。フェラーリのキミ・ライコネンとブラウンGPのルーベンス・バリチェロの2台を残して各車インスタレーションラップを行い、ピットイン。ライコネンは他車がピットに戻ったところでインスタレーションラップを実施、バリチェロも同様にライコネンの走行が終わったところでインスタレーションラップを行っている。
開始からおよそ15分、ハイミ・アルグエルスアリ(トロロッソ)とグロックが再びコースイン。アルグエルスアリはそのままタイム計測を実施、1回目は2分00秒275を記録。アルグエルスアリがタイムを徐々に上げていったところでチームメイトのセバスチャン・ブエミ、バトン、バリチェロ、トゥルーリ、ライコネンらも計測へと入っていく。
雨が降り出す直前のタイミングで、1分49秒675のトップタイムをマークしたトゥルーリから10番タイムのルカ・バドエル(フェラーリ)の1分55秒068まで、10台がタイム計測を行っている。
その後、雨が降り出し、現地時間の10時29分にウエット宣言が出される。しばらくは走行するマシンがなかったが、セッション開始50分ほどのところでアルグエルスアリがコースイン、水しぶきを上げてコース習熟に励む。これにブエミ、バドエル、後にライコネンも加わるが、ブエミがスピン、フロントウイングにダメージを負ってピットへと戻っている。
セッションが残り30分を切り、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)を除く18台がコースイン。ウエットになってから走行をはじめた選手の中ではジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)がトップとなる2分03秒972で11番手タイムを記録。中嶋一貴は2分05秒705で15番手タイムとなった。
結局、ベッテルとハミルトンはタイム計測を行わずにセッションを終えている。
