F1第12戦ベルギーGPは、土曜日朝から3回目のフリー走行が行われ、BMWザウバーのニック・ハイドフェルドがトップタイムをマークした。2番手はトヨタのヤルノ・トゥルーリ、3番手にはフォース・インディアのエイドリアン・スーティルがつけた。トヨタのもう一台、ティモ・グロックは5番手、ウイリアムズの中嶋一貴は19番手となっている。

 2日目の朝を迎えたスパ・フランコルシャンは上空を厚い雲が覆ったものの、セッション開始時での降雨はなく、ドライコンディションのもと走行がスタート。気温は13度、路面温度は21度、湿度は72%となっている。

 セッション開始序盤は全車がインスタレーションラップのみを行って最初の10分を過ごしたが、その後はいつものグランプリとは異なり、各マシンともしばらくピットに待機する状態が続いた。そんな中で、まずはフォース・インディア勢がコースに向かい、タイム計測をスタート、これを機に他のマシンも続々とアタックへ向かっていく。
 ここでまずリードを奪ったのは、前日最速タイムのルイス・ハミルトン(マクラーレン)だ。タイムを1分46秒台に入れたハミルトンはその後もタイムを更新し、セッション折り返し時には自らのタイムを1分46秒588とした。2番手にはトゥルーリ、3番手にはヘイキ・コバライネン(マクラーレン)が続いている。

 中盤を過ぎるとマクラーレンのコバライネンに続き、スーティルがトップタイムを塗り替える。トップに立ったスーティルは、週末を通じて初となる1分45秒台をマーク、セッション終盤までリードを保つこととなった。マーク・ウエーバー(レッドブル)はセッションを通じてインスタレーションラップのみを行い、最後まで3周しただけでタイムは記録せず。チームメイトのセバスチャン・ベッテルも14周と、レッドブル陣営だけは走行を少なめにしている。

 ウエーバーを除く全車がアタックに向かったセッション終盤、ハイドフェルドが1分45秒388をマークしてトップタイムを更新。スーティルはタイムを上げられず、2番手にもトゥルーリが最後に飛び込んだ。4番手はロメイン・グロージャン(ルノー)、5番手グロック、6番手にロバート・クビカと上位陣はトヨタ勢に加え新人やこれまで苦戦したきたドライバーが並ぶ結果となった。
 マクラーレンはハミルトンが9番手、ブラウンGPはジェンソン・バトンの10番手が上位。フェラーリのルカ・バドエルは、チームメイトのキミ・ライコネンから約0.5秒遅れの18番手となっている。

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