2012年F1第6戦モナコGP予選の公式予選Q2は、フェラーリのフェリペ・マッサがトップタイムを記録した。ザウバーの小林可夢偉は12番手に終わりQ3進出を逃した。
予選Q1の上位はマッサがトップ、2番手にメルセデスのニコ・ロズベルグ、3番手はウイリアムズのパストール・マルドナド。逆にノックアウトされたマシンは、フォース・インディアとトロロッソの各2台と、マクラーレンのジェンソン・バトン、ザウバーの可夢偉、ウイリアムズのブルーノ・セナの7台となった。
15分で行われたQ2は、各車がほぼ1回のタイム計測を終えた残り9分のところで、トロロッソのジャン−エリック・ベルニュがクラッシュ。ベルニュはトンネルからシケインへのブレーキングでバランスを崩し、ガードレールにヒットしたが、フロントウイングこそ破損したものの、自力でピットまで戻り、さらに飛び散ったパーツの多くもエスケープゾーンに散乱したため、セッションは中断することなく続けられた。
その後、終盤にかけては、Q3進出をかけた激しい争いが繰り広げられたが、好調ロータス勢がなかなかタイムを上げられず苦しい展開に。それでも最後は2台揃ってトップ10に進出。一方、それまで10番手のポジションにつけていたザウバーの可夢偉は、ロータス2台に押し出されるかたちでノックアウトゾーンへドロップ。そこから最後のアタックに臨んだ可夢偉だったが、アタック途中でタイム更新が臨めなくなると、チェッカーを受けずにピットへと戻った。