10日、FIAは2014年F1世界選手権のエントリーリストを発表、これに伴い各ドライバーの“パーマネントナンバー”が明らかになった。
昨年12月に開催されたF1ストラテジー・グループおよびF1コミッション会合において、ドライバーのパーマネントナンバー制を導入することで合意がなされた。
チャンピオンには「1」をつける権利が与えられるが、それ以外のドライバーは2番から99番の中から自身のナンバーを選ぶことを求められ、自身が選んだナンバーをキャリアを通して使用することになる。複数のドライバーが同じ番号を選んだ場合、前年のランキングで上位に位置するドライバーに優先権が与えられる。
FIAは全ドライバーに対して自分が望む番号を第三希望まで選び、クリスマス前までに提出するよう求めていた。
昨年末から一部のドライバーたちが自分が希望する番号をTwitterなどを通して明らかにしていた。
昨年末までに選択したナンバーが明らかになっていたのは、フェルナンド・アロンソ(14)、キミ・ライコネン(7)、ニコ・ロズベルグ(6、5、9)、セルジオ・ペレス(11)、ジャン・エリック・ベルニュ(25、21、27)、フェリペ・マッサ(19)、バルテッリ・ボッタス(77、17、11)、ジュール・ビアンキ(7、27、77)だった。
年明けになってからロメイン・グロージャン(8、29、11)、ケビン・マグヌッセン(20)、ジェンソン・バトン(22)、ダニエル・リカルド(3)もそれぞれ選んだ番号を公表していた。
10日、今年のF1エントリーリストが発表され、ほぼすべてのドライバーに関してキャリアを通して使用する番号が正式に明らかになった。
チャンピオン、セバスチャン・ベッテルは、「1」をつけることを決めたものの、王座を奪われた場合に使用する番号として「5」を選んだ。
1980年代にフェラーリのジル・ビルヌーブがつけた伝説のナンバー「27」を、ニコ・ヒュルケンベルグが選んでいる。
また、これまでF1では「13」は不吉な番号として通常使用されてこなかったが、パストール・マルドナドがこれをあえて選択した。
なお、マルシャはジュール・ビアンキの起用しか発表していないものの、エントリーリストにはチームメイトとしてマックス・チルトンの名前が記載されていた。チルトンに関してはナンバーは未定とされている。