FIAが2017年に現行パワーユニットとは別の仕様のスタンダードエンジンを導入するというプランを明らかにした。代替エンジンはどういう仕様のものなのか、参入する可能性があるメーカーはどこなのか、さまざまな推測が広がっている。

 26日、FIAは、フェラーリの反対によりコスト制限策の導入が否決されたため、今より安い価格でチームに供給されるカスタマーエンジンの導入について関係者と協議し、入札を募る考えであることを発表した。

 FIAの声明には次のように記されている。
「FIAは、2017年に向け、クライアントエンジン導入の可能性について全利害関係者との協議を開始する。協議の後、クライアントエンジンの入札募集を実行する可能性がある。このクライアントエンジンのコストは現在のパワーユニットより大幅に安価になる見込みである」

 現在の1.6リッターターボエンジンにチームは1シーズンあたり1,500万ポンド(約27億6,000万円)から2,000万ポンド(約36億8000万円)を支出、700万ポンド(約12億9000万円程度)だったV8時代から大幅に費用が上がったと考えられている。以前からバーニー・エクレストンは現在のパワーユニットにかかるコストは高すぎると主張していた。

 このクライアントエンジンについて、バーニー・エクレストンはアメリカGPの週末に次のように説明している。

「(新たに導入しようとしているエンジンは)パワーにおいて勝り、より多くの燃料を消費する」
「規則変更が必要になるだろう。いずれにしても2017年には大きなレギュレーション変更が行われる」

 安価なスタンダードエンジン導入により、現在参戦するマニュファクチャラーは供給価格を下げざるを得なくなると思うかと聞かれたエクレストンは、それを狙った策ではないと答えた。
「それはあまり関係ない。簡単なことだ。こういう手段を取らなければ何チームかを失うことになるだろう。彼らのエンジン請求額がいくらであろうと関係ない。それは我々が関与できることではないし、関与したいとも思っていない。彼らは好きな値段で売ればいい」
「ただ、新しく導入されるエンジンは今よりずっと安く手に入れられる」

 Sky Sportsは、新仕様として、現在インディカーで使用されているのと同じ2.2リッターV6ツインターボユニットが検討されていると伝えている。

 エクレストンは、「すでにいくつか(入札に関心を持つ企業が)出てきている」と述べ、2013年までF1で活動していたコスワースがそのひとつであると明かしている。ただ他にも候補はいるということで、Sky Sportsは、インディカーでシボレーのエンジン製作に協力しているイルモアを挙げている。

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