シンガポールGPから走行中の無線通信が制限されることが発表されたが、これに関してチーム側から懸念の声が上がっているため、今回は規制が緩和されるかもしれない。

 ドライバーがチームからのアドバイスなしに自分自身の判断で走るようにするため、FIAはチームからドライバーへの無線の通信において、ドライバーやマシンのパフォーマンス向上に関する内容のものは禁止することを決定した。
 FIAはシンガポールを前にチームに対し、無線でドライバーに伝えることが許される内容と許されない内容を細かく指定した。さらにこの制限はピットボードにも適用される。

 しかしシンガポールの木曜、チームとFIAは長時間にわたる話し合いを行い、一部チームが安全上の懸念を訴えたため、禁止項目に変更が加えられる可能性が出てきた。FIAは金曜プラクティスを前に改めて細かな制限について通知する予定となっている。

 ウイリアムズのフェリペ・マッサはこの規則変更に対して否定的な意見を持っており、F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングに話をするつもりだと述べた。

「このままの状況なら、明日(金曜夜の)ドライバーズミーティングで激しい議論が行われることになるだろう」とマッサ。

「こういう変更を今取り入れるのは少しおかしいと思う。正しいタイミングじゃない」
「年配のドライバーの話を中心に聞いて、変更することに決めたんだろう」

「ある部分ではいいと思う。『ターン5でチームメイトよりタイヤを使いすぎているから気を付けろ』というようなことは言われなくても問題ない」

「でもクルマを走らせている時にはやるべきことがたくさんある。リヤブレーキの温度が上がりすぎてしまい、出火するかもしれない。大きな事故につながりかねないんだ」

「今年のパワーユニットはとても複雑で、ドライバーはこれに関与できない。ルイス(・ハミルトン)のマシンに出火が起きたことがあったが、正しいセッティングを使用しなければああいうことが頻繁に起こるかもしれない」
「それは複雑なセッティングによるもので、ドライビングとは関係のないことだ」

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