FIAは、シンガポールGP決勝スタート前の各ドライバーの車両重量を発表した。最軽量はBMWのニック・ハイドフェルドで650kgとなっている。また、予選5番手タイムをマークしていたルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)はギヤボックス交換を行ったため5グリッド降格のペナルティを受け10番グリッドから決勝をスタートすることとなった。
ポールポジションを獲得したルイス・ハミルトン(マクラーレン)は最軽量のハイドフェルドよりも10.5kg重い660.5kg。同様にチームメイトのヘイキ・コバライネンも664.5kgとマクラーレン勢は比較的燃料を搭載した状態でQ3を戦っていたと見られる。
レッドブルの2台、セバスチャン・ベッテルとマーク・ウエーバーはともに軽めの車重で決勝を迎える。対してタイトルを争うバリチェロもそれに続く軽さでQ3を戦っていたが、グリッドダウンにより10番手スタートと、前後を重いマシンに囲まれた状態でどう戦っていくか注目だ。ブラウンGPのもう1台ジェンソン・バトンはQ2敗退のため、683kgと燃料を多く積んだ状態で戦う戦略を採用したようだ。
計測は予選Q3進出選手の車両は予選終了後に実施、その他の選手の車両はセッション後にチームから届け出による数値となる。