第58回マカオグランプリはF3の予選2回目が行われ、マルコ・ウィットマン(シグネチャ)がポールポジションを獲得した。2番手にはロバート・メルヒ(プレマパワー)がつけたが、予選1回目でのクラッシュの原因としてグリッド降格。日本人では関口雄飛(ミュッケ)が10番手につけている。
午前中のプラクティスでもトップタイムをマークしていたウィットマンは、予選レースに向けたグリッドを決める30分間の走行でメルヒと熾烈な勝負を展開。結果的にメルヒを0.064秒差で下し、ポールポジションを決めた。
一方、2番手にはメルヒ、3番手にはアントニオ-フェリックス・ダ・コスタ(ハイテック)が続いたが、メルヒは17日の予選1回目でフェリックス・ロゼンクビスト(ミュッケ)に追突したとしてグリッド降格のペナルティが課されたため、7グリッド降格で8番手となっている。そのため、明日の予選レースではダ・コスタがフロントロウからスタートを切ることとなる。
4番手につけたのは、F1アブダビテストの影響を感じさせない走りを披露したバロテッリ・ボッタス(ダブルR)。5番手にはトムスからダラーラ・トヨタを駆り参戦するアレキサンダー・シムスとなった。シムスも朝のプラクティスでクラッシュも、そこから立ち直った。
シムスのチームメイトで、全日本から参戦しているリチャード・ブラッドレー(トムス)はダニエル・アプト(シグネチャ)との接触もあり26番手となっている。
日本勢では、直前に参戦がきまった関口雄飛(ミュッケ)が10番手に食い込んだ。佐藤公哉(モトパーク)が15番手。山内英輝(戸田レーシング)が23番手となった。初日にクラッシュ、予選2回目でもクラッシュを喫してしまった安田裕信(ThreeBond)はマシンを大破してしまい、28番手となっている。