全日本F3選手権は17日、第16戦・17戦の予選が行われ、チームメイトと同点首位で最終戦を迎えたニック・キャシディ(PETRONAS TOM'S F314)が2戦連続でポールポジションを獲得。PPポイントとして2ポイントを得てランキングでも単独首位に浮上した。F3-Nでは小河諒(KeePer TOM'S F306)が2戦ともにポールポジションにつけている。

 好天に恵まれた17日のスポーツランドSUGO。いよいよ最終戦を迎えた全日本F3選手権は、現在ランキング首位に名を連ねるPETRONAS TOM'Sのふたりが、ポイントも同率なら勝敗数も同じという緊迫した状況。ポールポジション獲得で得られるポイントをどちらが獲るかで、タイトル争いの行方へを大きく左右する大事な予選となった。

 第16戦の予選は10時15分から10分間で行われた。コースオープンとともに各車がコースインしていくと、まずはキャシディが1分13秒888で首位に。同点で首位を争う山下健太(PETRONAS TOM'S F312)も1分14秒072で2番手に続いた。しかし、山下は1回アタックをしてピットに戻ってくるとそのまま予選を終えてしまった。

 キャシディはその後もさらに自己ベストを更新して1分13秒711まで縮め、第16戦のポールポジションを獲得。タイトル獲得への貴重な1ポイントを獲得した。2番手にはルーカス・オルドネス(B-MAX NDDP F3)、3番手に関口雄飛(B-MAX RACING F312)と続き、山下は4番手で予選を終えた。

 F3-NではDRAGON(B-MAX RACING F308)が序盤はトップタイムをマークし、2番手に三浦愛(EXEDY RACING F307)、3番手に小河と続いたが、結局最終的には1分16秒656をマークした小河がF3-Nの第16戦のポールポジションを獲得。2番手には三浦、3番手にDRAGONと続いている。

 なお、このセッション終了間際には、最終コーナーでギョオム・クニントン(FSC MOTORSPORT)がタイヤバリアに接触するコースオフ。セッション残り時間も僅かのためそのまま赤旗終了となった。ただし、直後の第17戦の予選は予定通り10時35分からスタートしている。

 ここでもキャシディの勢いは止まらず、序盤からタイムシート上位に名を連ねたキャシディがコースレコードを更新する1分13秒515をマークして第17戦でもポールポジションを獲得。ここでもPP獲得の1ポイントを獲得し、山下を2ポイント引き離して決勝レースに臨むこととなった。

 2番手にはオルドネスが続き、スポット参戦の関口が終了間際にタイムを更新して3番手。山下は第16戦と同じく4番手から第17戦をスタートすることになる。

 F3-Nは第16戦同様に小河がポールポジションを獲得。三浦、DRAGONと続き、第16戦と変わらないグリッド順となった。

 第16戦の決勝は、17日の15時25分から18周のレースが行われる。

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