全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第5戦鈴鹿で表彰台を獲得したドライバーが、決勝レースについて語った。優勝したロイック・デュバル(NAKAJIMA)は、小暮卓史(NAKAJIMA)のトラブルについて「レースでは自分もこれまでギヤトラブルに見舞われたこともあるし、これはモータースポーツだから、自分にも次のレースでああいうことが起こる可能性はありますからね」と同情した。
ロイック・デュバル(NAKAJIMA RACING):決勝優勝
「今日は難しい、ハードなレースでしたね。いいスタートを決めたかったのですが、うまく決められなくて、2番手になってしまい、後ろにブノワが来る展開になってしまいました。5〜6ラップぐらいまでは調子が良かったのですが、その後オーバーステアがきつくなって、コース上にマシンをとどめるのが大変でした。前を行く小暮選手の方が速かったので、2位でも9ポイント穫れるということで安心していた部分もありました。ピットストップの際にタイヤの内圧を調整してもらったら、また調子が良くなり、そうしたら小暮選手のマシンにトラブルが出たので、前に出ることができ、このまま普通にプッシュすればトップでゴールできると思って、最後まで走りました。これからチャンピオンシップ争いも難しくなってくると思いますので、気を抜くことなく、マシンの開発も進めていきたいと思います。今回のレースで勝てたことはとてもハッピーです。今回は小暮選手がとても速くて、勝つだろうと思っていたので、今回は僕は2位でもいいと思っていました。だから、彼とチームには残念な結果だったとは思いますが、レースでは自分もこれまでギヤトラブルに見舞われたこともあるし、これはモータースポーツだから、自分にも次のレースでああいうことが起こる可能性はありますからね」
小暮卓史(NAKAJIMA RACING):決勝2位
「スタートではすごく緊張していたのですが、何とかうまくトップに立つことができました。たぶんロイックも緊張していたんだと思います。前半はオーバーステアがすごくきつくて、なるべくリヤタイヤを使わないように気をつけて走っていたら、それがうまくいってマージンを築けました。ピットインのあとはクルマの調子も良くなって、そんなにプッシュしているつもりもなかったのですが、1分45秒台で走っていればいけるかなと思っていました。そうしたら、ギヤが4速でスタックしてしまうというトラブルに見舞われてしまい、『これでオレのレースも終わったな』と思ったのですが、ピットから無線で『最後まであきらめるな』と言われ、ラインやブレーキングを変えたり、スイッチもいろいろと操作してみたりしたら、突然ギヤボックスが復活して、そこからまたプッシュすることができました。最後にまた同じ症状が出てしまったのですが、何とかチェッカーを受けることができて良かったと思っています。チームはいい仕事をしてくれたとは思いますし、レースにはこういうことは付き物だと思います。結果的には2位でチェッカーを受けることができたのですが、ただ今回は1位を狙えるマシンだったので、悔しい気持ちもあります。これからもポイントをどんどんとっていきたいですね」
ブノワ・トレルイエ(LAWSON IMPUL):決勝3位
「今日はスタートが良かったですね。スタートが良かったから、こうして3位になれたんだと思います。1コーナーに入る時にはもう3番手になっていましたからね。前の2台がとても速かったので、最初はタイヤをセーブしながら走っていました。仕方がないので、自分がトップを走っているつもりで、後ろとのギャップを広げていくことだけを考えていました。ペナルティもたくさん出たので、そういったことも利用して自分のポジションをキープすることを考えながら走っていました。最初のスティントではリヤタイヤの内圧が高かったので、ピットストップの際にリヤタイヤの内圧を下げてもらったら、とても調子が良くなって、安定した走りを続けることができました。小暮選手のトラブルでチャンスが来たかと思いましたが、そうではなかったので、自分のペースで最後まで走り切りました。今回、いいセッティングを見つけたのではないかという手応えがあるので、次のレースから少しずつトップに近づいていきたいと思っています」
