全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦はオートポリスで公式予選が行われ、小暮卓史(NAKAJIMA)が2戦連続のポールポジションを獲得。2番手は伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)、3番手は塚越広大(HFDP)となった。
Q1:
午前中に続き、晴天で迎えたオートポリスの予選。FN09での初めてのコースと言うこともあるか、各車コースオープンから積極的に周回を重ねる。序盤からやはりNAKAJIMA RACINGの2台が好調で、小暮を先頭にデュバルが続き、3番手にはアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)が続く展開となる。
終盤、全車がコースインし再度アタック。ここでニュータイヤで速さをみせる伊沢がトップに浮上。小暮、デュバルと続く展開に。一方、ノックアウト争いは12番手に大嶋和也(PETRONAS TOM'S)、13番手に立川祐路(CERUMO/INGING)となり、この2台はグリッドが確定することとなった。
Q2:
10分間のインターバルをおいてスタートしたQ2。石浦宏明(Team LeMans)、松田次生(LAWSON IMPUL)、小暮がいったんコースインするも、すぐにピットイン。しばらくは静かなセッションとなる。
セッションは残り5分でのワンアタックによる争いとなる。各車1〜2周のアタックを行い、トップは小暮、デュバルが2番手となりまたもNAKAJIMA RACINGがワンツー。3番手は伊沢となった。ノックアウトは9番手ブノワ・トレルイエ(LAWSON IMPUL)、10番手国本京佑(Team LeMans)、11番手にコースオフを喫してしまった石浦という結果となった。
Q3:
10分間のインターバルで始まるQ3。しかし、Q2で黄旗区間を通過した車両がいたとのことで、スタートがディレイとなる。ここで対象となってしまったのは平手晃平(ahead IMPUL)。9番手トレルイエも抹消となり、逆に、逆転でQ3進出を果たしたのは国本という結果となる。
アタックは残り3分での勝負となるが、そのアタック時になんとデュバルがジェットコースターストレートの出口でスピン、コースオフ! タイヤバリアにクラッシュしてしまう。その間に小暮がトップタイムをマークし、ポールポジションを奪取。2番手はこのオートポリスで好調ぶりをみせる伊沢、3番手には塚越という結果となった。
ランキングリーダーのデュバルは8番手、ランキング2番手のトレルイエは10番手からのスタートという波乱の予選となっている。