全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦は予選日を迎え、オートポリスで朝のフリー走行が行われた。このセッションでトップを奪ったのはロイック・デュバル(NAKAJIMA)。小暮卓史(NAKAJIMA)が2番手に続き、NAKAJIMA RACINGの2台が開幕から圧倒的な速さをみせた。
ひさびさのフォーミュラ・ニッポン開催となったオートポリス。昨日から歓迎ムードの中迎えた土曜日午前のフリー走行は、午前9時45分にセッションスタート。国本京佑(Team LeMans)を先頭に、各車ホワイトラインの入ったユーズドタイヤでコースインした。
タイトル争いのトップを走るNAKAJIMA RACING勢は、今回も序盤はインスタレーションラップのみでいったんピットイン。しかし、開始15分を過ぎると小暮、デュバルと相次いでトップに浮上。仕上がりのよさをみせる。
開始20分を過ぎたあたりで各車いったんピットへ。しかし開始25分に再度ピットアウトしようというところで、ターン14で平手晃平(ahead IMPUL)がコースを外れ、赤旗提示。5分ほどのインターバルでセッション再開となった。
再開後、小暮がデュバルを上回り、初めて1分33秒台に入れるタイムをマーク。しかし、すぐにデュバルがトップを奪い返す。終了10分前には再び小暮がトップに立つなど、NAKAJIMA RACING勢がトップを入れ替えながら終盤を迎えた。
終盤の予選シミュレーションでニュータイヤを真っ先に入れてきたのは松田次生(LAWSON IMPUL)。しかしいまひとつタイムが伸びず。ニュータイヤで一気に上げてきたのは伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)。さらにブノワ・トレルイエ(LAWSON IMPUL)、塚越広大(HFDP)らが一気にタイムを上げるが、やはりここでも別格の速さをみせてきたのがNAKAJIMA RACINGの2台。デュバル、小暮のふたりだけが1分32秒台に入れ、ワンツーを奪った。
3番手には塚越、4番手にはトレルイエ。5番手が伊沢という順位でフリー走行は終了した。この後13時45分からノックアウト予選がスタートする。