JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010は12日、スーパーGTの練習走行が行われ、今季チャンピオンのウイダーHSV-010がトップタイムをマーク。カルソニックIMPUL GT-R、KEIHIN HSV-010と続いた。GT300クラスはtriple a Vantage GT2がトップタイムとなっている。

 朝のフォーミュラ・ニッポンの走行の興奮が醒めやらぬまま迎えたスーパーGTの練習走行。今回は50分と時間も少なく、かつ変則的なスケジュールとなっているため、各陣営のセッションの進め方に注目が集まった。

 GT500クラスでは、序盤はフォーミュラ・ニッポンをこなしたばかりのロイック・デュバルがドライブするウイダーHSV-010がトップに。HSV-010が上位を占める展開となっていく。一方のGT300クラスは、序盤はFIA-GT規定の車両が予想通り上位に。今回、新たにポルシェカラーとなった911GT3Rポルシェジャパンの佐々木雅弘がトップにつけるが、それをさらに上回ってきたのは吉本大樹駆るtriple a Vantage GT2。終盤までトップを守り続けた。

 途中、やや雲が出始めるコンディションとなり、ストレートでは各車タイヤのウォームアップに気を配りながら終盤のアタックシミュレーションへ。まず上位を占めていたHSV-010勢に割ってはいる形となったのはカルソニックIMPUL GT-R。さらに、PETRONAS TOM'S SC430がタイムを上げ4番手に浮上していく。

 しかし、トップはデュバルがマークした1分33秒902というタイムが残り、今季王者のウイダーHSV-010がトップのままセッション終了。2番手にカルソニックIMPUL GT-R、3番手にKEIHIN HSV-010という結果となった。4番手にPETRONAS TOM'S SC430、5番手にENEOS SC430とSC430勢が続く結果となっている。

 GT300クラスはtriple a Vantage GT2がトップのままセッション終了。2番手には#86 JLOCランボルギーニRG-3が続き、JAF-GT勢の最上位としてARTA Garaiyaが3番手に続いた。911GT3Rポルシェジャパンは4番手、5番手には今季王者のHASEMI SPORT TOMICA Zという結果になっている。

 スーパーGTはこの後14時5分から第1レースのドライバーによる予選がスタート。15時5分から第2レースの予選がスタートする予定だ。

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