全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦スポーツランドSUGOはノックアウト形式の予選が行われ、コースアウトなどが相次ぐ中、大嶋和也(Team LeMans)が昨年のオートポリス戦以来となるポールポジションを獲得した。

Q1:
 午前中に比べ雲が増えたものの、快晴のまま迎えた全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦スポーツランドSUGOのノックアウト予選。各車Q1はまずはワンアタックを行い、Q2進出に向けたアタックのために一度ピットに戻っていく。しかし、そんな中開始から8分が経とうかというところで、その時点で3番手につけていたジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が1コーナーでスピン! コースアウトしグラベルに埋まってしまったため、赤旗が提示された。

 セッションは13分ほどして再開。残り12分というQ1の中、終盤に向けて一気にタイムが縮んでいく。結果的にQ1のトップタイムをマークしたのは大嶋和也(Team LeMans)。次いで塚越広大、伊沢拓也とDOCOMO DANDELION勢が続いた。

 Q1ノックアウトとなったのはアレキサンドレ・インペラトーリ(SGC by KCMG)、アンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)、嵯峨宏紀(Le Beausset)という4台。フリー走行からペースが上がらなかった中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)は12番手で、なんとかQ1脱落を免れた。

Q2:
 続く予選Q2。しばらくは誰もコースインしない時間が続いたが、終盤に向け一気にアタックが加速。残り2分というところで伊沢、そして石浦宏明(KYGNUS SUNOCO)、大嶋和也(Team LeMans)と相次いでトップタイムを塗り替えていく。

 結果的にこのセッションは大嶋、塚越、石浦というトップ3に。ノックアウトとなったのは、小林崇志(HP REAL RACING)、平手晃平(TEAM IMPUL)、国本雄資(Projectμ/cerumo-INGING)という3台。Q1でコースアウトしたオリベイラはQ2を走行できず、IMPULは2台ともQ2落ちが決定してしまった。

Q3:
 Q1でのオリベイラのコースアウトもあり、7分遅れでスタートしたQ3。PETRONAS TOM'Sの2台を先頭に、各車が間隔を置きながらアタックに向かっていった。そんな中、残り2分というところでまずトップに立ったのは大嶋。

 一方、それまでトップを大嶋と争っていた塚越は、3コーナーへの進入でトラブルが発生したか、急にストップ。サンドトラップ上にマシンを止めてしまったため、この回収のために赤旗が提示された。

 赤旗再開後、残されたセッション時間は2分。まさにワンアタックの勝負のタイミングだが、再開とともにコースインしたのは8番手だった山本尚貴(TEAM無限)、6番手だった小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、7番手だった一貴の3台。他のQ3進出ドライバーは3台のアタックを見守る状況となったが、結果的にポジションを上げたのは山本のみ。この結果、大嶋が初優勝の思い出の地であるSUGOで、自身2度目のポールポジションを決めることとなった。

 フロントロウ2番手にはアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)が続き、3番手には塚越が続いた。

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