13日、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われたGP2第1回合同テストの3日目は、MPモータースポーツのジョン・ランカスターが総合トップタイムをマークした。
最終日を迎えたヤス・マリーナは、時折強い風と砂嵐が吹きつける生憎のコンディションとなったが、26名のドライバーはこの日も積極的に周回を重ね、ケータハムのアレクサンダー・ロッシはトータル84周と多くの距離を稼いだ。
そんななかトップにつけたのは、朝のセッションで1分49秒653をマークしたMPモータースポーツのランカスターだ。未だ今季のレース契約を結んでいないランカスターだが、この日のタイムは3日間総合で3番手となる好タイムで、次回も同チームから出走するバーレーンテストで契約獲得を目指すと、自信のコメントを残した。
2番手はトライデントのジョニー・チェコット。2日連続でトップタイムをマークしていたDAMSのジョリオン・パーマーが3番手で続き、以下は上位14台まで午前中のベストタイムが並ぶ結果となった。
一方、午後のセッションは、砂嵐の影響で各車とも1分51秒台を切ることができず、トップにつけたカンポスのアルサー・ピックは総合15番手となった。
日本人ドライバーでは、カンポスの佐藤公哉が午前中のベストタイムで総合11番手。一方、トータル60周を走破したDAMSの伊沢拓也は、トップから2.367秒差の25番手に終わっている。
次回の合同テストは、3月19日から3日間の予定でバーレーンを舞台に開催される。