スーパーGT300クラスに参戦するGSR & Studie with TeamUKYOは10日、千葉県幕張メッセで開催されているガレージキットの祭典“ワンダーフェスティバル”で、今季体制を発表した。
2008年からスーパーGTに登場し、初音ミクを描いた“痛車”として大きな人気を集めた初音ミクGTプロジェクト。2011年にはGSR & Studie with TeamUKYOがチャンピオンを獲得し、名実ともにGT300クラスのトップチームのひとつとなった。
昨年はBMW Z4 GT3を2台体制で走らせたが、度重なるトラブルもあり連覇はならず。そんな中、2013年シーズンは「よりシンプルなチームとして」ふたたび1台体制とし、“王座奪還”をテーマに、谷口信輝&片岡龍也という強力なコンビで参戦することになった。
今季は2013年バージョンにアップデートされたBMW Z4 GT3を走らせるが、昨年途中からサポートを得ているBMWジャパン、そしてBMWモータースポーツからの正式サポートを今季も継続。第5戦鈴鹿1000kmでは、BMWからのサポートのひとつとして、強力な助っ人が送り込まれることになった。
その助っ人とは、WTCC世界ツーリングカー選手権やALMSアメリカン・ル・マン・シリーズで多くの勝利を飾っているBMWワークスドライバーのヨルグ・ミューラーだ。ベテランのミューラーの走りにも注目が集まるところ。
この日の発表会では、両ドライバーに加え鈴木康昭スタディ代表、大橋逸夫チーム監督、今季もチームに加わる片山右京スポーティングアドバイザー、そしてスーパーバイザーを務める安藝貴範グッドスマイル代表が出席。チャンピオン奪回に決意を披露。また、ミューラーもビデオでファンにメッセージを届けた。
ファンにとっても注目と言える今季のカラーリング、そして『レーシングミク 2013ver.』も同時に公開。ゼッケン4番とともに多くのファンの注目を集めていた。