GTアソシエイションは6月30日をもって、長年JGTC/スーパーGTファンの間で親しまれてきたGTメンバーズ会員の新規受付を終了した。今後はスーパーGT第3戦富士で新スポンサーとして発表された『セディナカードプレミアム』でのコミュニティ会員特典が得られるとしているが、これまでのGTメンバーズ会員の中には動揺も広がっている。
GTメンバーズは三菱UFJニコス(当時は日本信販)との提携により1996年にスタート。当時のJGTCファンは会員となることで前売券の割引購入、ゲストパスの購入券、予選日の入場が無料になるなど、会員ならではのサービスが提供されてきた。
29日、GTアソシエイションはスーパーGTオフィシャルサイト上で、6月30日をもって新規GTメンバーズ会員の受付を終了、三菱UFJニコスGTメンバーズカード所持者へのGTメンバーズサービスは11月30日をもって終了し、2011年以降は、新たにシリーズスポンサーとなった株式会社セディナが発行する『セディナカードプレミアム』会員を対象とした新たなファンクラブが誕生するとしている。
これに伴い、今まで同様の会員サービスを得るためには新たに『セディナカードプレミアム』への入会が必要となるが、年会費は10,500円(税込)、SUPER GTファンクラブ会費2,000円(2011年度は無料)という会費が必要となり、今までのGTメンバーズカード(年会費2,000円/クレジット年会費1,312円)から比較するとファンにとっては負担増となってしまう。
また、『セディナカードプレミアム』はいわゆる“ゴールドカード”にあたるカードであり、原則として満30歳以上年収500万円、勤続5年以上という条件があるため、この会員サービスの変更には、インターネット上のブログや掲示板でここ数日、“とても1万2500円は払えない”“自分は条件を満たせない”等々、GTファンからは動揺の声が上がっている。
GTアソシエイションは公式サイト上で「今まで以上にサービスの拡充を考えておりますので、是非この機会に『セディナカードプレミアム』にご入会いただきますようお願い申し上げます」と切り替えを勧めている。コミュニティサイト(http://www.super-gt.jp/)にはこれまでには無かった特典も用意されており、今後もより一層のサービス拡大が期待されるところだ。
