スーパーGT第8戦ツインリンクもてぎは15日、公式予選が行われ、GT500クラスはランキング首位のS Road MOLA GT-Rがポールポジションを獲得。GT300クラスは逆転タイトルを狙う初音ミク グッドスマイル BMWが、JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458を抑えポールを獲得した。
予選Q1からシビックレースの予選をはさみスタートしたQ2。まずはGT300の10分間の走行となったが、この走行でトップを奪ったのは番場琢がアタッカーを務めた初音ミク グッドスマイル BMW。R&D SPORT LEGACY B4、JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458といったライバル勢を抑え、トップでQ3の谷口信輝にバトンを渡した。
続くGT500クラスのQ2は荒れた展開となる。ウイダーHSV-010が130Rでコースオフ、スタックしてしまったのに続き、ENEOS SUSTINA SC430になんらかのトラブルが発生したか、ノータイムのままガレージにマシンを戻してしまう。そんな中、トップタイムをマークしたのはまたもS Road MOLA GT-R。EPSON HSV-010が続き、S Roadとタイトルを争うMOTUL AUTECH GT-Rが本山哲のドライブで3番手につける。
10分間のインターバルをおいてスタートしたGT300クラスのQ3。気合を入れてアタックに臨んだ谷口は、周回を重ねるごとにタイムを短縮。関口雄飛駆る#88 JLOCランボルギーニRG-3がそのポジションを脅かすが、谷口が再逆転し見事今季3度目のポールポジションをゲット! 谷口は今回Wエントリーしているシビックレースでもポールを獲得しており、Wポールとなった。
そんな初音ミク グッドスマイル BMWの隣、2番手に並んだのはランキング首位のJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458。タイトルを争う2台がフロントロウに並ぶしびれる展開に。3番手には#88 JLOCランボルギーニRG-3となった。
GT500クラスのQ3ではやや水量が増えたが、2周目の90度コーナーでジョアオ-パオロ・デ・オリベイラがドライブするカルソニックIMPUL GT-Rがコースオフ! なんとか体勢を立て直しコースに戻るが、砂利がコースに出てしまった。
しかし、そんな中でも柳田真孝駆るS Road MOLA GT-Rは盤石の走りをみせ、1分54秒662という他を圧倒するタイムをマーク! 2番手に続いたDENSO SARD SC430の石浦宏明のアタックもこれには及ばず。3番手にはコースアウトから立ち直ったカルソニックIMPUL GT-Rとなった。
これで選手権首位のS Road MOLA GT-Rがポールスタート。ランキング2位のMOTUL AUTECH GT-Rは5番手から逆転を期することとなった。
