スーパーGT第2戦富士の開幕を控え、GTマシンが富士スピードウェイに運び込まれていた28日、3人のGTドライバーたちが静岡市の静岡県立こども病院を訪問。小児科病棟に入院する子どもたちとその父兄、看護師たちと交流し、闘病する子どもたちを励ました。
今回病院を訪れたのは、今季D'STATION KeePer SC430をドライブするアンドレ・クート、ARTA HSV-010をドライブする武藤英紀、S Road MOLA GT-Rをドライブする柳田真孝の3人のGT500ドライバーたち。昨年、愛息アフォンソ君を白血病で亡くしたクートは昨年の鈴鹿700km前にも病院訪問を行っている。
病棟にある大会議室に3選手が来場すると、待ち構えた子供たちから大きな拍手が起こり、GTドライバーたちを歓迎。それぞれ自己紹介を行うと、さっそくジャンケン大会を開催。勝ち抜いたkどもは、プレゼントされた大きなラジコンカーを手にしてにっこり。その後もドライバーたちと歓談したり、一緒に写真を撮ったりと楽しい時間を過ごした。
お土産にドライバーたちが持ってきたミニカーがプレゼントされ、最後にドライバーたちを囲んで記念撮影が行われると、子どもたちからドライバー3人に「がんばってください!」と大きな声援が。ドライバー3人は、病室から出られない子どもたちの病室にも訪れ、全員を励まして富士スピードウェイに戻ることに。週末のレースは、子どもたちもテレビ観戦するという。
ちなみに、大会議室の会場を訪れる前には、クートにとって嬉しいサプライズも。看護師のひとりが、月曜まで入院していた子どもと、その父親のためにサインを求めてきたのだが、その子どもの名はなんと“空斗(くうと)”くん。クートにあやかってつけられた名前とのことで、もちろんクートは喜んでサインをプレゼントした。