1日、スーパーGT500クラスにARTA HSV-010で、GT300クラスにARTA Garaiyaで参戦するARTA Projectが2011年の活動概要発表会を行い、すでに発表されている通りGT500は武藤英紀/小林崇志のコンビがお披露目されたほか、GT300では高木真一/松浦孝亮というコンビが発表され、あわせてブリヂストンタイヤが装着されることが明らかになった。

 週刊オートスポーツでもその可能性を取り上げていた、GT300クラスへのブリヂストン参入が現実のものとなった。1日、都内のホテルで行われた体制発表会で、ARTA HSV-010、ARTA Garaiyaとも新たなカラーリングがお披露目されたが、その中でも驚きはガライヤにブリヂストンのロゴが大きく貼られていたことだろう。

 今季のARTA Projectは、GT500クラスはHSV-010で、メンテナンスはアルネックスが担当。ドライバーは武藤/小林で既報の通りだが、2003年の参戦以来新田守男/高木&ミシュラン(BFグッドリッチ)、メンテナンスはaprという体制だったガライヤは、ドライバーが高木/松浦、タイヤはブリヂストン、メンテナンスはアルネックスがHSVとともに行う体制にと、大幅に変更されることとなった。

 体制について、鈴木亜久里ARTAプロデューサーは「GT500も心機一転頑張りたいと思っています。ドライバーはアメリカで頑張っていた武藤、そして昨年鈴鹿でポールポジションを獲った小林を使っていきたいと思います。ふたりとも未知の可能性を持っています」とコメント。

 GT300については「ガライヤは、おそらく今年がレギュレーションで最後の年。毎年この車はチャンピオン争いをしていますが、まだチャンピオンを獲ったことがない。今年はなんとしても……ということで、ガライヤを知り尽くした高木、そしてアメリカ、ヨーロッパで経験を積んだ松浦がドライブします。そして今年、初めてブリヂストンを使うことで、ガライヤの花道を飾りたいと思っています」と説明した。

 高木真一は「ガライヤが生まれてから8年がたちました。その時からステアリングを握っていますが、まだタイトルは獲れていません。今年、大きな助っ人として、松浦選手とともに、タイヤがブリヂストンになりました。F1やGT500で大きな実績を持つメーカーです。今年こそチャンピオンを獲りたい」と語った。

 一方、ひさびさにオレンジ色のマシンに乗ることになった松浦は「ガライヤに乗るということも、ブリヂストンにタイヤを供給していただくことも自分にとっては大きなプレッシャーですが、それを力にして、GT300最速の高木真一選手とともに、開幕戦の岡山から優勝できるように頑張ります」と抱負を述べた。

 大きな驚きとなったGT300クラスのブリヂストン参入だが、JGTC時代は1994年(当時はGT2)〜96年にタイヤ供給の経験があり、KORG KEGANIポルシェやパーソンズシルビアなどが装着の実績があるものの、スーパーGTとなってからは初。当面はガライヤのみの供給になるようだ。

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