チャンピオンシップでカルソニック IMPUL GT-Rを2ポイント差で追う、ランキング2位のMOTUL AUTECH GT-Rがまさかの予選Q1落ちを喫することとなった。

 公式予選は、小雨、さらにコースの一部は霧に陰る箇所もある中、気温13度、路面温度15度というコンディションでまずはGT300クラスのQ1が14時からスタート。全15台が走るGT500クラスのQ1は14時20分から15分間で行われた。

 コースオープンとともにほとんどのマシンがコースイン。1分ほど遅れてカルソニック GT-R、S Road MOLA GT-Rも走行へと向かい、全車がコースインを果たす。そのまま最後までアタックが続いたが、セッション終盤に向けて雨脚が強くなっていく展開。そんな中、僅差でチャンピオンを争うカルソニックGT-RとMOTUL GT-Rの2台は、明暗が分かれることとなった。

 上位では、ダンロップタイヤを装着し、午前のセッションから速さを見せていたEpson NSX CONCEPT-GTを駆るベルトラン・バゲットが序盤から首位に。一時ZENT CERUMO RC Fの石浦宏明がトップタイムを奪うも、バゲットは石浦をコンマ3秒引き離す1分47秒740をマークして再びトップに浮上。Epson NSXがそのままこのセッションを首位で終えた。

 2番手にはZENT RC Fが続き、3番手からPETRONAS TOM'S RC F、DENSO KOBELCO SARD RC F、KeePer TOM'S RC Fとレクサス陣営が続く形に。6番手に安田裕信がドライブしたカルソニックGT-Rが入り、RAYBRIG NSX CONCEPT-GT、WedsSport ADVAN RC Fと8番手まで続いた。

 一方、MOTUL GT-Rを駆る松田次生は、終盤まで下位にとどまる形となり、残り5分を切ってからもアタックを繰り返す。しかし、徐々に強くなっていく雨の中でタイムを伸ばすことができず、最終的なタイムは1分49秒757。首位からは約2秒落ちの12番手でこのセッションを終えることになり、ニスモ陣営は2連覇に向けて厳しいスターティンググリッドとなってしまった。

 松田のアタックを見守っていたロニー・クインタレッリは、「残念だけど、雨が強くなってきてQ1で使ったタイヤが(コンディションと)合わなくなってしまった。明日は気持ちを切り替えて走りたい」とQ1直後に話した。

 また、王座の権利を残すS Road GT-Rも13番手となったほか、KEIHIN NSX CONCEPT-GT、D'station ADVAN GT-R、ARTA NSX CONCEPT-GT、ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTも、このセッションで予選を終えている。

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