スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)の坂東正明代表は3日、スーパーGT第8戦もてぎの決勝日に行われた定例記者会見で、現在FIA国際自動車連盟が2014年に向けて導入を進めている、FIAフォーミュラ4のプロモートを視野に入れていると明らかにした。

 現在のGTアソシエイションは、2008年に法人化されスーパーGTのプロモートを手がけているが、坂東代表はこの日の定例記者会見の終了間際、「それともうひとつ」と、おもむろに新たなカテゴリーのプロモートを手がける計画があることを明かした。海外ではプロモーターが複数のカテゴリーのプロモートを務めることは珍しいことではなく、GTAの試みはこれと同様のものであると言える。

 GTAがプロモートを計画しているFIAフォーミュラ4は、現在日本で開催されているF4とは異なるレギュレーションのレースで、F3を目指す15歳からの若手ドライバーのための下位カテゴリーとして2014年からFIAが導入を計画しているもの。F3並みの安全基準をもったカーボンモノコックシャシーに、140〜160馬力のエンジンを搭載。車両価格で540万円ほどの厳しいコストキャップが敷かれており、年間予算を1300万円ほどに制限する。

 FIAの計画では、各国のASN(日本で言えばJAF)がシリーズを運営するか、ASNとプロモーターがシリーズを運営する形で、統一レギュレーションのもと世界各国でF4レースを開催する方向となっている。今回の坂東代表の発言は、このプロモーターの部分にGTAが参画しようというものだ。

 現在の日本のジュニアフォーミュラは、全日本F3の下にフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)、F4、スーパーFJ等が存在。ただ、FCJは今季限りで終了することになっており、FCJシャシーはF4レースで活用される計画があると言われている。今後、日本のジュニアフォーミュラ界がどう変化していくのかという意味でも、FIAフォーミュラ4とGTAの動きは注目と言えそうだ。

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