GTアソシエイションは20日、スーパーGT第2戦富士から適用されるスーパーGTクラスII(GT300)の参加条件について発表した。第1戦岡山から、FIA-GT3規定車両のマシンに関して、多くの車種の内容が変更されている。
今季、FIA-GT3規定とJAF-GT規定の二本柱となったGT300クラス。GT3マシンについては、ヨーロッパで導入されているFIA-GT3規定のBOP(性能調整)がそのまま導入されることになっていたが、第1戦時にはFIAのBOPが間に合わなかったこともあり、GTAが昨年の数値を参考にした独自の調整となっていた。
ヨーロッパでは4月に、FIAから新しいGT3規定車両のBOPが発行され、今回発行されたBOPも新しいFIA BOPと同じ数値となっている。FIA-GT3規定マシンの中では、BMW Z4 GT3、アウディR8 LMS/R8 LMSウルトラ、ランボルギーニ・ガイヤルドLP600+(LP560-4)、メルセデスベンツSLS AMG GT3、フェラーリ458イタリア GT3は車重は減ったものの、リストリクターが絞られることとなった。
一方で、リストリクターが拡大、車重も減ったのがキャラウェイ・コルベットZ06R GT3。また、ポルシェ911 GT3R、ニッサンGT-R ニスモGT3については第1戦から変更がない。開幕戦では速さをみせたポルシェ、GT-Rは第2戦でも好位置につける可能性がある。
なお、今回の新しい性能調整では第2戦から登場するアストンマーチンV12バンテージGT3の調整が記されている。JAF-GT勢については調整の変更はされていない。