HRTのチームプリンシパル、コリン・コレスは、2011年のマシン「F111」は自分たちがデザインした完全に新しいマシンであると述べた。ニューマシンをテストに持ち込むのは、最後の合同テストになる予定だということだ。
HRTは昨年シャシーを製作したダラーラとはすでに契約を打ち切っており、今年は昨年のマシンをモディファイして走らせるのではないかとの推測も出ているが、コレスは2011年のマシンは「完全に新しいマシン」であると語った。
また、ドライバーのナレイン・カーティケヤンが認めたように、チームは新車を最後のシーズン前テストが行われるバーレーンでデビューさせる見込みだと、コレスは述べた。
「テストには最初は2010年のマシンを使う。2011年型マシンが用意でき次第、それを持ち込む」とコレスはHRTの公式サイトにおいてコメントした。
「バーレーンテストでは2011年マシンを使用する予定だ。2011年型マシンは完全に新しいマシンで、名称はF111だ」
F111の製作に携わっているのは誰なのかとの問いに対し、コレスは次のように説明した。
「新車F111は、ヒスパニア・レーシングが、いくつかのエンジニアグループと共に製作している」
「ジェフ・ウィリスがテクニカルディレクター、ポール・ホワイトがチーフデザイナーをそれぞれ務め、彼らの指揮の下、今のところ約40人のデザイナーたちが最初のスペックの仕上げに携わっている」
HRTはカーティケヤンと契約を結んだものの、彼のチームメイトについてはまだ発表を行っていない。コレスは、まだ2011年のセカンドドライバーを決めていないが、近いうちに発表できるだろうと語った。
「数日中にいくつかの発表があるだろう」
「セカンドドライバーはまだ決定していない。確実にベストの選択をしなければならないからだ。我々はすべての分野において進歩している。それはポジティブなことだ。懸命に努力をしており、その結果は近いうちに示されるだろう。じきに発表する」