インターコンチネンタル・ル・マン・シリーズ(ILMC)第2戦にあたるALMSプチ・ル・マンに、アウディR15 TDIをドライブして参戦したスーパーGTドライバーのブノワ・トレルイエ、アンドレ・ロッテラーは、レースの結果に「すごく残念だった」と肩を落とした。
スーパーGTではPETRONAS TOM'S SC430、MOTUL AUTECH GT-Rをそれぞれドライブするロッテラー、トレルイエのふたりは、アウディドライバーとして9号車をドライブし、ILMCプチ・ル・マンに参戦。マルセル・ファスラーとともに、スポーツカーの“世界戦”に臨んでいた。
予選では、トレルイエがプロトタイプカーで初のアタックにも関わらず、プジョー勢に続く予選3番手を獲得。ロッテラーも「ベンはすごく良い仕事をしたね!」と喜んだ。
迎えた決勝では、7号車アウディに続き序盤に3番手を走行。しかしファスラーがスリップを喫しプジョー勢の後塵を拝し、さらにロッテラーがドライブ中に高速のS字で周回遅れをパスする際にコースオフ。フロントに大きなダメージを負って後退を喫してしまった。
「(周回遅れの)ポルシェが突然ブレーキを踏んだので、本当に驚いた」とロッテラー。
「僕は避けるためにダートに出なきゃいけなかった。そこで縁石にヒットしてしまい、グリーン上で止まることになった。フロントに大きなダメージを負うことになってしまったんだ。幸いピットに戻ることはできて、チームは素晴らしい仕事でマシンを直してくれた。でも、この出来事は本当に残念だったね」
チームメイトのトレルイエも、「トラックは本当に素晴らしくて、レースを楽しんでいたんだ。マシンも良かっただけに、アクシデントは残念だよ」と悔しがる。
「アクシデントの後も、僕たちのR15 TDIはその前と同じくらい良かったんだ。チームはすごい仕事をしているよね。でも、それに結果で応えられなかったのが悔しいよ」