IZODインディカー・シリーズ第5戦カンザスは1日、カンザス・スピードウェイで予選が行われ、ライアン・ブリスコー(ペンスキー)がポールポジションを獲得した。武藤英紀(ニューマン-ハース)が2列目4番手と好位置につけ、佐藤琢磨(KVレーシング)もルーキー最上位の11番手につけた。
現地時間の午後5時からスタートしたカンザスの予選。ポールポジションを奪ったのは、昨年のカンザスウイナー、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)の動きを練習走行から注視していたブリスコだった。最終的にブリスコはディクソンを下し、今季初のオーバルレースでポールポジションを獲得することとなった。
「セッションの前に、ディクソンのポール獲得数を数えていたんだ」とブリスコー。「ちょっと多すぎるんじゃないかと思ってね(笑)。僕がポールを奪うことができて本当に嬉しい」
2番手にはディクソンが続き、3番手にはダリオ・フランキッティがつけ、チップ・ガナッシが2〜3番手を占拠。4番手には今季予選最上位を奪った武藤となった。武藤はプラクティス1では17番手だったものの、予選では見事2列目をゲット。勝利も狙えるポジションとなった。
プラクティスからジャンプアップしたのは、初のオーバル戦に臨む琢磨も同様だ。ルーキーセッションから単独走行に手応えを得ていた琢磨は、予選で11番手を獲得。他のチームメイトを上回り、ルーキー最上位につけた。