15日、JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP実行委員会は富士スピードウェイで記者会見を行い、今季は新たに地元小山町の総合文化会館で公開車検を行うなど、新たな試みを展開すると明らかにした。
今年で3回目の開催となるJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP。静岡県における11月の一大イベントを目指すべく、大会キャッチコピーを“シーズンエンドの超・真剣勝負”と題し、スーパーGT500クラス、GT300クラスの計4レース、そしてフォーミュラ・ニッポンのレースが1レース開催される。
すでに大会概要も一部明らかにされているほか、フォーミュラ・ニッポンでは佐藤琢磨の参戦も決まるなど、開催に向けて盛り上がりをみせているが、今年は富士スピードウェイがある小山町が町制施行100周年にあたることから、その記念行事の一環として、小山町総合文化会館の駐車場を使って、ル・マン24時間のような“公開車検”を実施。また、16日(金)には小山町、御殿場市、裾野市の公立小学校の児童を招き、“レース見学会”として体験学習を実施する。
その他にも、場内イベントとしては昨年に続き陸上自衛隊の車両や備品などを展示するほか、東日本大震災の被災者支援のための募金活動を実施するなど、さまざまなイベントやPRブースを展開する予定だという。
サポートレースとしては、Netz Cup Vitz Race 2012 Grand Final、2012年F4コンストラクター日本一決定戦が実施されるほか、今季も往年の名ドライバーによるレジェンドカップを開催予定。レジェンドカップについては、毎年出場ドライバーとマシンが変わっているが、今季のマシンについては「まだ調整中ですが、今年は“特に使ってみたいクルマ”があるので(笑)、そちらを使うことができないか調整しています」と柘植和廣FSC実行委員長。
レースは11月16日(金)から18日(日)までの3日間。秋の一大イベントとして成長するJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP。今季はどんなイベントとなるだろうか!?
