11月16日〜18日に富士スピードウェイで開催されるJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP。このレースではGT300クラスに参戦するエヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電が引退、またARTA Garaiyaが参戦休止のレースとなるが、もう1台、近年のスーパーGTを盛り上げてくれた車両が“引退レース”を迎えるという。
その車両は、Verity BOMEX ランボ RG3として参戦する86号車ランボルギーニ・ガイヤルドRG-3。JGTC全日本GT選手権/スーパーGTに欠かすことなく参戦を続けるプライベーターの雄、JLOC(ジャパン・ランボルギーニ・オーナーズクラブ)がムルシェラゴRG-1に代わるスーパーGT専用車として2007年から投入したRG-3は2年目までは開発に苦労したものの、3年目となる2009年第7戦富士では、坂本祐也のアタックで初のポールポジションを獲得してみせた。
2010年からは当初から参戦している2台に加え、1台を新造。イタリア国旗をイメージしたグリーン、ホワイト、レッドの塗り分けが3台に施され、上位を争う存在に成長していた。
今季からは、新たにFIA-GT3規定のニューマシンであるガイヤルドLP600+が2台投入され、JLOCはLP600+が2台、RG-3が2台という4台体制に。しかし、RG-3はJAF-GT規定で製作されたマシンということもあり、FIA-GT3車両の前に苦戦。それでも第6戦鈴鹿で坂本/加納政樹/阪口良平のトリオで参戦したJLOC Exe ランボルギーニ RG3が粘りの走りをみせ、10位完走を果たしていた。
JLOCの則竹功雄会長によれば、これまで奮闘を続けていたRG-3は、このJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPが最後のレースになるという。今季、86号車は第6戦富士を前に工場での火災に遭ってしまったため、85号車だった車両が86号車として参戦することになり、山下潤一郎/松田秀士組がドライブする。
戦闘力ではトップを争う存在であるLP600+に敵わないものの、JLOCとしてはランボルギーニへの愛と情熱が詰まった存在であるガイヤルドRG-3。ベテランふたりの手により、最後の華を咲かせて欲しいところだ。
