WEC世界耐久選手権のLMP2クラスに参戦していたKCMGが、2016年シーズンはLM-GTEアマクラスにスイッチすることになりそうだ。
香港に拠点を置くKCMGは、13年にWECのLMP2クラスにスポット参戦し、14年からはフル参戦。15年はオレカ05・ニッサンのパッケージでシーズンを通して上位争いを展開し、ル・マン24時間でのクラス優勝を含む2勝を挙げた。
ただ来季に向けては、991型の911 RSRでLM-GTEアマクラスへの参戦を計画している。チームオーナーのポール・イップは次のように語る
「我々は、LMP2には参戦しないことを決めた。特別な理由はないが、2年半のシーズンを戦って変化が欲しいと思っていたんだ」
「次のプログラムは、まだ最終決定はされていないが、可能性は50%以上だ」
ただしイップは、17年にLMP2クラスに戻ってくる可能性も否定はしていない。
LM-GTEアマクラスへの参戦にあたっては、ドイツのプロトン・コンペティションとのコラボレーションのもとで戦うことになりそうだ。
「プロトンのもつポルシェの専門知識を活用するが、マシンはKCMGが走らせることになる」とイップ。
なおイップは昨年もチームのドライバーを務めたリチャード・ブラッドレーとマシュー・ホーソンは、今季のプログラムには含まれていないのだと明かし、ドライバーは資金を持ち込めるドライバーがら選ぶことになるのだと明かしている。