全日本選手権フォーミュラ・ニッポンに参戦するKONDO RACINGは、今季のドライバーとしてイタリア人のアンドレア・カルダレッリを起用すると発表した。カルダレッリは2009年までトヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム(TDP)に参加しており、F1テスト経験ももつ。

 昨年、松田次生とともにフォーミュラ・ニッポン復帰を果たしたKONDO RACING。今季もゼッケン3番とともに参戦を継続、3月に鈴鹿で行われたフォーミュラ・ニッポン合同テストでは、セルビア人ドライバーのミロシュ・パブロビッチを起用していた。

 その後、開幕戦目前までドライバーは正式に発表されていなかったが、9日、カルダレッリの起用がKONDO RACINGから正式にリリースされた。カルダレッリはイタリア出身の21歳のドライバーで、2000年にカートでレースデビュー。フォーミュラ・アッズーラを経てイタリア、ユーロでフォーミュラ・ルノーをステップアップ。09年にはSGフォーミュラからユーロF3に参戦、昨年はイタリアF3で3勝を挙げ、シリーズ3位となっていた。

 カルダレッリは2007年から09年までトヨタの若手育成プログラムであるTDPの一員として活動しており、08年、09年とトヨタF1をテストドライブ、昨年はフェラーリF1のテストドライブも経験している。今季に向けてはGP3の第1ラウンドに参戦し2位の成績を収めていたものの、日本行きを選んだようだ。

 チームを率いる近藤真彦監督は「これまで複数名の外国人ドライバーと接触し、今シーズンのチーム体制の協議を重ねた結果、このアンドレア選手の起用がベストなものと判断し決定致しました。アンドレア選手はまだ21歳と若く、今後が大いに期待出来る若手有望ドライバーです」とコメント。

「まだ21歳と若いですが、ヨーロッパで実績をあげたアンドレア選手が一日も早くこのフォーミュラ・ニッポンのマシンに慣れ、今シーズンの台風の目になることを期待していますし、その実力を備えた選手だと思っています。最後にアンドレア・カルダレッリ選手をGP3の契約からリリースしてフォーミュラ・ニッポンへのチャレンジを実現させてくれたTech1チームならびに関係者に感謝しています」

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